「若者にだけ日本を背負わせるな!!」
先週、下記のニュースを目にした方も多かったと思います。
以下、日経新聞の記事を一部抜粋させていただきます。
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総務省が13日公表した住民基本台帳に基づく2016年1月1日現在の日本人の総人口は、
前年同期比0.22%減(27万1834人減)の1億2589万1742人と、
7年連続で減少した。
各地域で人口減が進み、減少数は過去最多を更新。
一方、人口増が続く東京で5年ぶりに出生者数が死亡者数を上回る「自然増」となるなど、
東京一極集中の傾向が鮮明となっている。
全国の死亡者数は129万6144人と3年連続で増加。
出生者数は101万46人と2年ぶりに増加に転じたものの、死亡者数を大きく下回る。
この結果、「自然減」は28万6098人と過去最大となった。
都道府県別で見ると、人口が増えたのは6都県。東京(0.67%)が最も増加率が高く、
沖縄(0.38%)、愛知(0.15%)と続く。
東京は15年1月1日から1450人の自然増となっており、
総務省は、転入した若い世代の出産などにより
出生者数が死亡者数を上回った可能性があるとみている。
市区町村別では、全国1747市区町村のうち、8割を超える1450団体で人口が減少した。
三大都市圏の人口は6449万5人と過去最多を更新。東京圏は増加率が拡大したが、
名古屋圏、関西圏は人口減少が続いている。
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上記の記事からポイントをあげてみます。
1 日本人人口は7年連続で減り続けている。
2 人口が最も増加しているのは東京都である。
3 人口が増えた都道府県は6都道府県のみ。
4 三大都市圏では東京圏のみ増加が拡大しており名古屋圏・関西圏は減少が続いている。
細かいデータを見てみると
上記3は、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・沖縄のみが
人口増でほとんどが東京圏です。
日本人人口は減り続けている一方
2015年の国勢調査によると
今や人口の1/4は65歳の高齢者という人口ピラミッドになっています。
日本の将来を考えると
とても不安になりますね。
高齢者が増えて労働人口が減り
東京一極集中が益々進むとどうなるのだろう?
と誰もが考えると思います。
この人口の問題と雇用問題は密接な関係があり
今後の日本の在り方を考える重要なポイントだと思います。
もう長く議論されていますが
雇用延長・女性の活用・外国人労働者の活用などを
本当に真剣に考え実行していかなければなりません。
そうしなければ
今後増え続ける高齢者を
一部の若い労働人口だけで支えながら
日本経済を守っていく事は不可能です。
また、地方を少しでも活性化していかなければ
国内の様々な産業が危うくなるでしょう。
これもまた雇用問題の一つだと思います。
現在、人材紹介コンサルタントの方々の中には
地方の活性化・女性の活用推進など
こうした社会的問題を解決するための
施策に関わっていらっしゃる方も多いと思います。
実際、そのような人材紹介会社もありますし
そのような問題に取り組んでいる友人や後輩も多数います。
先々週は高知県の活性化に取り組んでいる後輩と2時間話し
先週は三大都市圏以外の地方創生に取り組んでいる後輩と
飲んで大いに勉強になり刺激を受けました。
こうした問題を解決するためには
大きな政策も必要ですが
一方で地道な努力も必要だと思います。
選挙も大切ですが
日々の仕事の中で「国づくり」のためにできる事を
我々一人一人が意識する事も大切ですね。
人材紹介事業を通じて
少しでも明るい日本の未来を創っていきましょう!!
若者だけに現代日本の重い荷物を背負わしてはいけません。
「いまから
ここから」 みつを
合掌。