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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「いい会社の定義とは?」

「いい会社の定義とは?」

「弊社への志望動機は何ですか?」

という質問は面接で必ず聞かれる事ですね。

どこの企業でも

「なぜ、うちの会社を選んで応募したのか?」

という点は一番確認したい点です。

この志望動機の内容としては

下記のように、大きく三つの着眼点があります。

1 その企業の事業内容や市場・商品・ビジネスモデルなどに関心がある。

2 その企業の仕事内容や仕事の進め方などビジネススタンスに共感できる。

3 社風や人事制度、一緒に働く社員の方々など職場環境に好感が持てる。

上記の三点全てが志望動機である場合は

全ての内容を列挙してもいいでしょう。

しかし、実際多くの人は

上記の中の一つか二つにフォーカスして

答えているのではないでしょうか?

ただ、志望動機として挙げるのが難しいのは

上記2や3にフォーカスして答える時ではないかと思います。

言い方と相手の受け止め方によっては

誤解されるケースがあるからです。

例えば

「御社は売上数字だけを追いかけるのではなく
 仕事の質を追求して仕事をしていると
 お聞きしたからです。」

「御社は離職率が低く
 社員同士のチームワークも良く
 人を大切にする会社だというイメージがあるからです。」

このような志望動機を答える場合は

相手の受け止め方を熟慮して

付け加える言葉も用意しておく必要があります。

「もちろん質は大事だけれど
 当社では数字を追う事も
 同じように大切に考えていますよ。
 それに関しては、どのように思いますか?」

とか

「確かに人を大切にする会社ですが
 ビジネスマナーや社内ルールなど
 規律に厳しい面もありますので
 それが合わなくて辞める方もいますが
 その点はご理解されていますか?」

とか、突っ込まれる可能性があるからです。

「社員(自分)にとって居心地が良さそうで
 楽そうな会社だから応募しました。」

という安易な志望動機を持っているのではないかと

悪く解釈される場合もありますよね。

特に、社長や役員など

経営者の方々との面接では要注意です。

実際には

「うちは居心地の良い会社だが
 もう少し緊張感を持った厳しい会社にしたい。
 だから中途採用では
 そういう緊張感や厳しさを持った人材に入社してほしい。」

というように

「新風を巻き起こしてほしい」という期待を持って

面接されるケースが少なくないからです。

このように

「いい会社とはどんな会社なのか?」

という定義が曖昧なまま面接に臨むと

思わぬ方向に評価されてしまう事があります。

ここで、久しぶりに先人の教えに学びましょう。

「企業内に良好な人間関係が維持されているということは、
 革新が行われていない実証である。」              一倉 定

確かに、このような見方もありますね。

従って

志望動機に関しては

事業内容や市場・商品・ビジネスモデルに関わる部分を中心に答えられるよう

準備して面接に臨む方が無難だと思います。

「なやみはつきないな
 生きているんだもの」                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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