「学歴と業績との相関関係は?」
この問題は各人材紹介会社や経営者によって見解が分かれるかもしれません。
確かに大手人材紹介会社と呼ばれる会社には、高学歴の社員が多いです。
まして、Big5などのグローバルサーチファームになると
旧帝大や早慶クラス以上で英語力上級が必須です。
グローバルサーチファームは
学歴や職歴でクライアントに 「凄い!!」 と思わせて
高額なリテイナーを獲得するためにも一流の経歴が不可欠です。
ただ、我々のような成功報酬型の人材紹介会社の場合
私の経験上は
「高学歴=高業績」 という方程式は必ずしも成り立ちません。
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)として業績を上げるためには
高学歴というのは部分的な要件に過ぎないからです。
むしろ、それよりもっと重要な要件があります。
その中でも一番重要なのは
「人に好かれる事」
です。
もっと噛み砕いて言うと
「明るくバイタリティー豊かな人」
「謙虚で聞き上手な人」
「他人の気持ちがわかる人」
「嫌味なく提案できる人」
などです。
こんな人であれば
自然と周囲に人が集まるはずです。
もちろん、高学歴で 「人に好かれる力」 も兼ね備えている人もいます。
このような人は間違いなくトップコンサルタントになれます。
一方で時々残念な人もいます。
頭が良いために何事も理屈で話をする人です。
人間は感情の生き物ですから
理屈ばかりでモノを言われると
気分を害してしまう人もいます。
「理屈は通っているので間違ってはいないけれど何か嫌味だな」
と頭では理解されても
心では嫌悪感を抱かれる場合があります。
これは人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)以外の職業でも同じだと思います。
「学歴偏重」 ではなく 「人に好かれる人を採用しよう」 という事です。
かと言って、学習能力が低いと戦力化できなくて困りますので
学歴はともかく平均以上の基礎学力は欲しいというのが実感です。
他人に媚びる必要はありませんが
「気持ちのいい人」 になりたいですね。
「ただいるだけで
あなたがそこに
ただいるだけで
その場の空気が
あかるくなる
あなたがそこに
ただいるだけで
みんなのこころが
やすらぐ
そんなあなたに
わたしもなりたい」 みつを
合掌。