「海外でトップコンサルタントになろう!!」
以前、数年に渡り中国で活躍されている
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)Aさんが
お越しになりました。
Aさん:「いつもブログを読んで元気をもらってます。
これは中国の酒ですが、よろしければ飲んでください。
55度もあるので気をつけて。」
私:「ありがとうございます。
何か凄そうな酒ですが有難くいただきます。」
Aさん:「このまま中国で働くか日本に戻るか
少し悩んでいるのですが
武谷(たけや)さんの意見を伺いたいのです。」
私:「中国での人材紹介はどんな感じですか?」
Aさん:「私は日系企業担当なので駐在員の方々とは
懇意にさせていただいています。」
私:「それは貴重な人脈ができていいですね。
ところで景気はどうですか?」
Aさん:「外交問題の影響で一時期は求人が減りましたが
最近は少し戻ってきています。」
私:「それは良かった。
Aさんの業績もいいですか?」
Aさん:「おかげさまで毎月4~5件は決めています。」
私:「そんなに決まるんですね?
Aさんの給料はどれぐらいですか?」
Aさん:「インセンティブによって変わりますが
先月は日本円換算で50万円ぐらいでした。」
私:「日本円換算で50万円であれば相当いいじゃないですか!!」
Aさん:「はい、現地の新卒の月給が6~10万円ぐらいですから。」
私:「担当している企業の業種や求人職種は様々ですか?」
Aさん:「はい、その通りです。
製造業を中心に小売・飲食・サービス業など様々ですし
求人も総経理から秘書まで様々です。
でも、日系企業は概ね苦戦している会社が多いですよ。」
私:「なぜですか?」
Aさん:「人事施策はもちろん、あらゆる面で後手後手に回っています。
中国の国内企業や外資系企業に負けています。」
私:「それでも求人はあるんでしょう?」
Aさん:「はい、個別にはうまくやっている企業もあります。」
私:「先日の日経ビジネスにも
京セラの稲盛さんとユニクロの柳井さんの記事が出ていましたよ。
『企業経営で中国との絆を深めよ』 というテーマです。」
Aさん:「はい、私もその考え方に賛成です。
個別の日系企業や個別の駐在員と接すると
もっと努力や工夫をして経験を積む必要性を大いに感じます。」
私:「Aさんは中国にいるからこそ見えている世界があるじゃないですか?
日本にいたら見えない事も見えているじゃないですか?
中国から見る中国、中国から見る日本、中国から見る世界。」
Aさん:「はい、それはあると思います。」
私:「それは素晴らしく価値のある事です。
その価値を捨てて狭い日本に戻るなんて損ですよ。」
Aさん:「やはりそうですか?」
私:「もっと中国での経験を積み人脈も広げ
中国語と英語にも磨きをかけて
どの発展途上国に行っても通用する
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)を目指すべきですよ。
私がAさんだったら絶対日本には戻りません。
思い切って中国に渡った時の事を思い出してください!!」
Aさん:「わかりました。
そうですね。
貴重な時間を割いていただき、ありがとうございました。
これからも時々連絡しますので相談に乗ってください。」
私:「もちろんです。
腰を据えて頑張ってください。」
「いちずに一本道
いちずに一ツ事」 みつを
合掌。