「変化を進化に。新たな市場を創造しよう!!」
「市場を創る」と言うと
ゼロから新しいマーケットを創り出すような
大変難しい事だと感じますよね。
確かに、実際の事業において
「市場を創る」という事を考えてみると
ゼロから新しい顧客や新しいサービスを
創り上げる事は容易ではありません。
未開拓市場に
現存していないサービスを提供して
ビジネスにするのは
最も難しい事です。
従って、現実のビジネスでは
既存顧客の潜在ニーズを掘り起こし
プラスアルファのサービスを提供したり
既存のサービスを異なる市場で展開したり
しているケースの方が圧倒的に多いです。
例えば
求人サイトのサービスを提供しているクライアントに対して
人材紹介サービスや
採用コンサルティングのサービスを
提供するようなカタチですね。
また、既存のサービスを異なる市場で展開するケースとしては
金融業界に特化した人材紹介会社が
対象業界を拡大して
コンサルティング業界の企業にも
人材紹介サービスを提供するようなカタチです。
人材紹介事業も
基本的なビジネスモデルは変わりませんが
その中で独自のサービスや切り口を考える企業が出てきて
「新しい市場」を創り出そうとしています。
日々やらなければならない
目先の仕事だけをこなしていると
市場や事業を俯瞰して見る事を
忘れがちになります。
人材紹介という事業が
社会的にどういう価値があるのか?
経済社会の中で
どういう立ち位置にあるのか?
今後の経済やビジネスパーソンとの関わりの中で
どのように進化していく必要があるのか?
今後、若年層の労働人口が益々減少する中で
「市場を創る」という事を
真剣に考える時期に来ています。
一方、揺らいではいけない
既存の人材紹介事業の意義というものも
あらためて認識すべきです。
技術の進化によって
「人でなければできない仕事」というものは
確実に減っていく時代になっているからです。
既に、工場の生産ラインなどでは
これまで人によって行われていた仕事が
ロボットやシステムによって行われています。
それでも
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事には
「人が介在すること」
が必要な部分が大いに存在しています。
その中で本質的に
顧客が求めるもの
時代が求めるもの
を追求していくのが
「市場を創る」=「ビジネスの存在意義を確立する」
という事だと思います。
長年この仕事に携わっている方は
10年前、20年前、30年前と比べて
随分変わったと感じる部分も
少なからずあるでしょう。
そのような変化が
我々に対して
どのようなメッセージを発しているのか?
今後、どのように進化していく必要があるのか?
そんな事を時に深く考えてみるべきだと思います。
日々の仕事だけではなく
未来や人材ビジネス業界全体の事を考える人が増えるほど
人材紹介事業もより良い方向に
発展していくと確信しています。
「いまから
ここから」 みつを
合掌。