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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「忍耐力なんて時代遅れ?」

「忍耐力なんて時代遅れ?」

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)に求められる要件の中で

「忍耐力(ストレス耐性)」を重要視している人材紹介会社は多いです。

当然、いかなる仕事においても

仕事以外の人生全般においても

「忍耐力」というのは大変重要なものです。

日本には

「石の上にも三年」

という諺がありますが

どんな苦境にあっても

何とか耐えて踏ん張る事によって

その後の仕事や人生は大きく変わって行きます。

最近、新卒で就職して間もない‭若い方々が

「自分の想像していた仕事とは違う」

「自分には合っていない気がする」

などと、おっしゃって

早期退職されるケースが多く問題視されていますね。

確かに

早めに判断をして

新しい選択をした方が良い場合もあるでしょう。

しかし、まだ仕事や職場の断片しかわからない内に

自分に合っているのか?

続けるべきか否か?

という判断をするのは大変難しいものです。

弊社にご相談に来られる方の中にも

過去に早期退職をした方々や

短期間で転職を繰り返してしまった方々が

いらっしゃいます。

「今振り返ってみると
 若気の至りでした。
 熟慮が足りませんでした。」

と反省してみても

過去の経歴を変える事はできません。

そうなると

お人柄が良くて

基礎能力が高い方でも

転職活動で苦労される事が多いです。

応募先企業からは

「この人は本当に忍耐力があるのだろうか?」

「また何か壁にぶつかったら
 辞めてしまうのではないか?」

と懐疑的に捉えられてしまうからです。

だからこそ

転職時には慎重に熟慮して

企業を選ぶべきだとも言えます。

仮に入社後

自分のイメージしていた仕事や環境とは違って

苦境に立たされたとしても

何とかできるところまで頑張ってみる。

そういう姿勢が必ず自己成長につながります。

頭が良くて器用な人ほど

転職先に困らないので

安易な判断を繰り返している内に

加齢と共に職業人生に行き詰る事があります。

ホント不思議な事に

何度も同じような理由で

転職を繰り返している人が多いです。

要するに

組織風土や人間関係、仕事内容など

何かに不満があって転職しているのですが

同じ理由で転職を繰り返してしまうのです。

転職する場合には

何が根本的理由で

次はどんな仕事や企業を選ぶべきか?

その事を熟慮する必要があります。

そうしないと

貴重な時間がもったいないですからね。

「忍耐力」と

「次は何を軸に選ぶか?」という熟慮の上での

「判断力」

これが今後の

キャリア形成において

大切な事だと思います。

「しあわせはいつも
 自分のこころが
 きめる」                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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