「企業選びの基準:御社の『STP』を教えてください」
就活や転職活動で面接に行かれた時に
企業の社長さんや採用責任者の方に
「御社のSTPを教えてください」
と質問してみてください。
その質問に対して明確な答が返ってくる企業であれば
一定以上の将来性があると判断しても良いと思います。
ほとんどの方はご存知ですから
今更、STPの意味を説明する必要はないと思いますが
オサライのつもりで概略を書きます。
・S ⇒ セグメンテーション ⇒ 市場の細分化 ⇒ どんな市場があるのかリサーチする
・T ⇒ ターゲティング ⇒ 狙う市場の選択 ⇒ 様々な市場の中から対象とする市場を決める
・P ⇒ ポジショニング ⇒ 立ち位置の確立 ⇒ 狙う市場から魅力的に見える立ち位置を築く
という、マーケティングの基礎用語です。
端的に言うと
「我社は他社とは、ここが違います。
ここが得意です。
ここが優れています。
だから、そういうものを求めているお客様は
是非とも我社をご利用ください。
きっとご満足いただけると思います。」
と言える事業の根拠となる営業(マーケティング)戦略です。
この点が明確であり
その戦略が実際に機能していて
成長している企業は将来性があるという事です。
また、その戦略が社長さんから若い一般社員に至るまで
共有され実行されているという事が大切です。
社長さんが一人だけで思っていても
社員に浸透していなければ
その戦略を実行する事ができないので
業績向上には結び付きません。
求人企業が応募者を選別する権利があるのと同様
応募者側にも企業を選ぶ権利があります。
もちろん逆に
「貴方が、うちの会社に入社したら
具体的にどのように貢献できますか?」
という目で面接されますから
本当に同等な立場です。
応募者だからと言って
卑屈になる必要などなく
社長さんや採用責任者の方が
答えるのに慌てるような
核心を突く質問を用意して面接に臨んでください。
皆さんのご健闘をお祈り致します。
「自分が自分にならないで
だれが自分になる」 みつを
合掌。