「情報収集の場とタイミングにセンスが表れる」
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事は
いかに「情報」を収集し
いかに活かすか?
という事が重要です。
クライアント企業の事業や組織
求人背景(経営課題)などの深い情報を
どれだけ収集できるか?
キャンディデートの経歴、志向、人柄など
深い情報をどれだけ収集できるか?
双方から収集した情報量が深いほど
精度の高いマッチングができます。
収集した情報が
的確なマッチングの裏付けになるわけですね。
その結果、収集した情報が深いほど
転職の失敗(早期退職)を減らせるわけです。
ただ、多くの情報は
営業やコミュニケーションの蓄積(回数)です。
クライアント企業から収集したい情報が山ほどあっても
初回訪問で何時間も質問攻めにして聞くのは難しいです。
情報というのは
営業で直接お伺いできる事だけではないですね?
・新聞やネットで収集できる情報
・人材を紹介する事によって収集できる情報
・その会社の社員や入社したキャンディデートから収集できる情報
様々なルートから
様々な形で情報を収集する事ができます。
キャンディデートの情報に関しても
初回面談だけではわからなかった事が
実際に求人紹介・面接と進んで行くプロセスの中で
初めてわかる事も数多くあります。
このように情報というのは
段階を追って
時間と回数を重ねる中で
蓄積されていくものです。
これは、当事者であるキャンディデートにとっても言えます。
例えば、まだ応募前の段階で
細かい給与金額に関して
ご質問される方が時々いらっしゃいます。
しかし、企業側は実際に面接をしてみて
どれくらいその方を採用したいと思うか?
どんなレベルの仕事を任せられると判断するか?
即戦力と判断されるか?
戦力になるには時間がかかると判断されるか?
など評価の高低によって
提示される給与は不確定であり同一ではありません。
ですから
応募する方が
まず最初に収集するべき情報は
面接を通過して内定するにはどうすればいいか?
という事です。
内定後でなければ
企業側は細かい給与提示などできないので
内定前に収集するには限界がある情報があります。
このような情報を収集するタイミングを心得ている方は
転職活動が大変円滑に進む方が多いです。
上記の事は
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)と言う
大量な情報を扱う仕事への適性を表しているとも言えます。
従って、採用企業側としては
応募者の方の情報収集能力に関しては
重要な評価項目と考えています。
情報収集力も
情報を収集するタイミングも
大変重要なポイントです。
いつでも
どこでも
何でも聞けば良い
というものではなく
聞く場やタイミングが大切だという事ですね。
「そのとき
どう動く」 みつを
合掌。