「人材コンサルタントにワークライフバランスはあるのか?」
ワークライフバランスという言葉が使われるようになってから
随分時間が経過して
もうすっかり定着しましたね。
比較的労働時間が長いと言われる人材紹介業界でも
労働時間管理に気をつける会社が増えてきました。
一部の大手人材紹介会社では
システムで残業時間を管理し
残業時間の長い部署のマネージャーには
改善指導する会社もあります。
一方で、ワークライフバランスの考え方は
決して
「長時間働くな。残業するな。」
という事ではなく
それぞれの社員にとって
最適な働き方をする
という意味でもあると思います。
若い内は
自分のスキルアップのために
早く一人前の業績をあげるために
ハードに働く時期があっても良いでしょう。
しかし、結婚して子供が生まれたり
親の介護が必要になったり
人生の中では
仕事以外の事に時間を使う
必要がある時期もあります。
また、歳を取って体力がなくなれば
必然的に長時間労働は難しくなります。
このように
働く人それぞれの
その時の状況にあった働き方ができる
という事が重要です。
ワークライフバランスを考える時に
会社の制度や福利厚生ばかりに目が行きがちですが
それ以上に
社内でのコミュニケーションや相互理解が
一番大切なのではないかと思います。
小さな会社で制度が整っていなくても
社長さんを含めた社員同士が
お互いの状況をよく理解し
助け合う気持ちがあれば
休暇を取ったり
時間短縮で働いたり
という事も気持ちよくできます。
逆に
制度だけが整っていても
周囲の理解がなければ
自己都合で働き方を変えるのは
難しいものです。
高齢化や女性の社会進出が進む中で
今後は皆が個々人の事情を理解し
助け合って働く事が求められます。
そのためにも
社員が上司や同僚に相談しやすい
雰囲気や環境と人間関係づくりを
経営者は真剣に考えなければならない
時代になっています。
どこまで行っても
仕事は生身の人と人との関わりですからね。
皆さんの会社では
どのような取り組みが行われているでしょうか?
「柔軟心
やわらかいあたま
やわらかいこころ
わか竹のような」 みつを
合掌。