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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「会食面談は油断大敵」

「会食面談は油断大敵」

弊社のクライアント企業様の中には

人材採用において「会食面談」を実施される

人材紹介会社が複数あります。

この「会食面談」には二通りのケースがあります。

一つ目は

内定後に

一緒に働く人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)と

顔合わせをしていただき

相互理解を深めましょうというケースです。

二つ目は

面接選考のガチの最終工程として

「会食面談」を実施した後に厳正に審査し

その選考をクリアすれば

内定を出すというケースです。

前者の場合は

余程の粗相が無ければ問題なく内定が出ます。

しかし、後者の場合は

ガチの最終選考の場ですから

かなり気をつけなければいけません。

「会食面談」は

応募先企業のオフィスでの面接後

内定が出る可能性が高い方を対象に実施される事が多いです。

しかし、まだ正式に内定をGETしたわけではありません。

実際、過去に「会食面談」で不合格になった方もいらっしゃいます。

オフィスでの面接では

万全の準備をして問題のない受け答えができたのに

雰囲気の異なる会食の場では

既に内定した気分になって

緊張感から解放され

お酒を飲んでしまった事によって

礼節を欠く行動をとってしまったり

自分の短所を露呈してしまったりして

「あれ?面接の時の印象と違うぞ。」

と不信感を持たれてしまう事があります。

内定前に「会食面談」を行う企業は

明らかに「会食の場も面接選考の場」

と考えて実施されています。

その場での応募者の態度や言動を見ています。

オフィスでの面接という堅苦しい場ではないだけに

人間本来の実像が見えやすいからです。

この場合、企業側の評価として

1 面接で受けた印象は作られた部分が多く
  実際リラックスした場で感じた印象は
  当社が求めるものではなかった。

2 面接と会食とで態度が異なるという事は
  二面性を持っているという事であり信頼できない。

というような残念な結果になりかねません。

本来の自分を見られて

不合格になったのだから仕方がないとも言えますが

やはりどのような場であっても

緊張感を持ち油断してはいけません。

お酒を飲むと

つい現職の愚痴を言ってしまったり

横柄になる癖のある方は要注意です。

*アル中の私が皆さんに忠告する資格はありませんが、どうか気をつけてください。

これまでの事例を考えると

「会食面談」後に不合格になった方の傾向として

比較的若い方が多いです。

ビジネスにおける会食の場を

経験した事が少ないため

そのような場でどう対応するべきか

という事をよくわかっていないということも

原因ではないかと思います。

それでも選考における「会食面談」というのは

応募者にとっても貴重な機会です。

面接官以外の社員と話をしたり

フランクに意見交換する事によって

入社後のイメージができます。

一度顔を合わせていれば

入社後スムーズに

新たな環境に溶け込む事もできます。

「会食面談」では

ガチガチになる必要はありませんが

大変貴重な有難い機会と捉えると共に

最終選考の場であるという緊張感も忘れずに臨んでください。

「張りすぎてもだめ
 たるんでもだめ
 ちょうどいい
 あんばいが
 一番いい」                       みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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