「転職活動で成功するタイプとは？」

人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）の方々に限らず

転職をする時には

皆さん色々な事を考え悩むと思います。

仕事内容や将来のキャリアプラン

転職先の社風や

どんな人たちと一緒に働くか？　など

気になる事はたくさんありますね。

現在は比較的景況も良く転職市場は活況です。

優秀な人材であれば選択肢も数多くあります。

ただ、転職活動においては

「考えすぎ」ても先に進めない面があります。

私が自信を持ってお薦めできる

求人企業を数社ご紹介しても

「もっと他に応募できる会社はないですか？」

と聞いてこられる方がいらっしゃいます。

「可能性のある会社は１社も漏らさず応募したい」

という気持ちは理解できるのですが

適合性が高い求人も時間も有限であって

何でもかんでも応募したらキリがないし

意味もないわけです。

人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）の仕事は

人間だからできるアナログな部分で勝負しています。

例えば、求人企業の社風とキャンディデートの志向や性格との相性を

考えてマッチングしています。

幾ら給与などの条件が良くても

相性が悪いと長続きしないからです。

このように多面的に考えながら求人企業を絞って行くと

一度に数多くの求人をご紹介するのは困難ですし

あまり意味がありません。

深く考えずに数多くの求人をご紹介して

「あとは自分で選んでください」というようなやり方は

人材コンサルタントとして無責任です。

例えば、人材コンサルタントＡさんに紹介される求人でも

別の人材コンサルタントＢさんに相談した場合には

紹介されない求人も多々あります。

逆に、人材コンサルタントＢさんからは

Ａさんからは紹介されなかった求人を

紹介してもらえたりします。

このような事は

相談相手の人材コンサルタントの違いによっても起こりますが

登録する人材紹介会社の違いによっても起こります。

それでは

「複数のエージェントに登録をして
　片っ端から漏れなく情報を得るようにすればいい」

と考える人がいるでしょう。

それを否定するわけではありませんが

やはり、転職には「ご縁」が大切なのではないかと考えています。

相談した人材コンサルタントがＡさんだった事も

紹介されて内定した求人企業も

その時の「ご縁」がつないだものではないかと思うのです。

完全無欠の１００％を求めてバタバタするより

自分が本当に信頼できる人材紹介会社や人材コンサルタントに身をゆだね

「ご縁」を受け入れる姿勢というものが

転職活動において大切だと思います。

選択肢が１００社あっても

相談できる人材コンサルタントが１００人いても

最後に選ぶのは１社です。

１００社の中からの１社と

３社からの１社でも

実は大きな違いはないと思います。

多くの求人を比較検討する事が全てではないからです。

実際、この仕事をしていると

１社しか応募せずに

そこに転職して働く方が

数多くいらっしゃる事に気づきます。

そのような方々を見ていると

１社しか応募しなくても

納得できる転職活動をされた人が多いのです。

では、その納得感というのはどこからくるのでしょうか？

良い転職活動ができる方は

1　自分自身に軸があり判断に迷いがない。

2　風評的な情報より自分の感性を信じる。

3　どんな職場でも自分で道を切り開く覚悟がある。

この３点を持っている方ではないかと考えます。

ご縁を大切にして身をゆだね

そこで自ら道を切り開く。

置かれた環境や状況を受け入れた上で能動的に働けるか？

という事こそ大切だと思います。

「しあわせはいつも
　自分のこころがきめる」　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。