「言いたい事を言って喧嘩しろ!!」
現役の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)Aさんから
伺った話です。
Aさんが勤務されている人材紹介会社は
社員同士の仲が良く離職率も低く
外部の評判も大変よい会社です。
Aさん:「うちの会社は、皆とても仲がいいんです。
思いやりがあって優しい人も多いです。
でも敢えて言うと
優しくて周囲を気遣う人が多いだけに
他人の間違いを指摘したり
ズバッと意見する人が少ない気がします。
時には、言い合いになっても
意見を言い合う事ができたら
もっと良くなると思いますね。」
社員同士の仲が良く
会社の雰囲気が良い事は
長く働く上で大変重要ですね。
毎日長い時間一緒に働くのですから
人間関係が良い事は一番のポイントです。
しかし、Aさんの言う事も理解できます。
特に、若い社員の多い組織では
一人一人が自分の意見をはっきり言って
意見が食い違って議論になるような事も
時には必要だと思います。
健全な議論がサービスを進化させ
会社を前進させるからです。
例えば、分業制の人材紹介会社では
RA(リクルーティングアドバイザー)と
CA(キャリアアドバイザー)との間で
ストレスがたまりやすいですし
意見が食い違う事も多々あります。
そんな場合も
納得しないまま相手に同調して
難なく物事を進めるより
お互いに納得できるまで
とことん話をした方が良いと思います。
時には喧嘩になることがあっても
お互いが仕事に真剣だからこその議論であれば
その内容も前向きで建設的なものになるでしょう。
人間ですから
感情的になる事もありますが
「喧嘩するほど仲が良い」
という言葉もあります。
一度でも本音を言い合って喧嘩した方が
より相手を知る事ができて
更に仲良くなるという事もよくある話です。
組織の中で管理職になって
自分の立場や周囲の事を考えて
「なかなか言いたい事も言えなくなった」
という人もいるでしょう。
だからこそ、しがらみが少ない若い内に
言いたい事はどんどん言った方がいいですよ。
一時期「KY」という言葉が流行りましたが
周囲の空気ばかり読んでいても
つまらないしストレスも溜まりますよね。
変な遠慮が無く自由闊達でありながら
お互いに思いやりや尊重を忘れない
そんな組織が本当に強い会社だと思います。
「ほんとうのことが
いちばんいい」 みつを
合掌。