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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「その企業が人材採用‎というものをどの程度重要だと考えているのか?」

「その企業が人材採用‎というものをどの程度重要だと考えているのか?」

人材紹介会社の人事を担当している方は

元々人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)

としてご活躍されていた方も少なくありません。

そのような方々は

採用活動でも重要なポイントを熟知されています。

1 採用面接後、エージェントに対して詳細なフィードバックをする。

⇒ 必ず評価が高かった点と懸念点との両方を伝える。

2 キャンディデートご本人の感想を詳細にヒアリングする。

⇒「好印象でした。いい会社でした。」というような抽象的な感想ではなく
  どこにフィット感があって、どこに違和感を感じたのか? その理由は何か?
  というような具体的な感想を聞く。

3 他社にも応募されている場合、進捗状況やキャンディデートの優先順位を確認する。

⇒ 書類選考、一次面接という早い段階から
  他社の進捗状況についても把握し
  キャンディデートの志望度合とその変化など
  状況に応じてエージェントと相談しながら
  打つべき具体策を考え実行する。

我々エージェントが

上記のような細かい対応をするのは当然の事ですが

実際には、このような事を

当り前にタイムリーに実行できない企業や採用担当者もいらっしゃいます。

あまりに数多くの応募があって業務が回らない。

とりあえず、最終面接まで進まないと結果がわからないので

そこまでは事務的な対応で流してしまう。

そのような会社もありますが

それを修正できない我々エージェントの責任も大きいです。

採用活動というものは

一方通行ではなく相手(応募者)がある事です。

企業と応募者双方の様々な要素が絡み合い

その時のタイミングや状況変化によって

打つべき手を打たないと

結果が大きく変わってしまいます。

従って、様々な状況を想定・把握して

前倒しで布石を打つ事が重要なのです。

そこまでしても

結果的に採用できない事もあります。

それでも、優秀な人材を高い確率で採用したいと考えるのであれば

前述のような細かく面倒な仕事に努力を惜しんではいけません。

日々、細かく丁寧な採用活動を行っている内に

自然と優秀な人材を効率良く集める事に繋がっていきます。

従って、面接後のフィードバックや

応募者の感想を掘り下げて確認する事は大変重要です。

そこに、「その企業が人材採用‎というものをどの程度重要だと考えているのか?」

という事が明確に現れます。

この事は応募者にとっても

ただ面接に合格したから良い

という事ではないのです。

応募者が入社後も

満足して働き続けることができるか?

という事にまで関わって来る重要な問題なのです。

弊社のあるクライアント企業から

下記のようなお話を伺いました。

「あるエージェントの紹介で面接をした方がいました。

 こちらとしては良い評価だったので

 ご本人の感想をエージェントにお聞きすると

 『大変良い会社でした』

という一文だけの感想が

そのエージェントを通じて戻って来たのです。

あれだけ時間と労力をかけた面接の感想がこれだけなのは

あまりに稚拙ですし

それをそのまま送ってくるエージェントの人材コンサルタントにも失望しました。」

合否という結果のみに着目するのではなく

面接という場で何を感じ何を思ったのか? 

を具体的に伝える。

企業も応募者も

そして我々、人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)こそが

1回の面接の重要性と

相手を尊重する気持ちを忘れてはならないと思います。

メイテックネクスト様の六郷社長は

面接後、必ず自らお電話いただき

詳細なフィードバックをしていただきます。

15分、長い時は30分以上話す事もあります。

「この点に若干の懸念が無いわけではありませんが

 別の点がその懸念点を補って余りあるので内定とします。

 懸念点は入社後、こちらで責任を持って改善してもらいます。」とか

「いやー、惜しいですね。

 何でもいいから、『こんなコンサルタントになりたい』と

 自分なりのこだわりを率直に話してくれたら採用してもいいと

 思ったんですが、そこが最後まで出てきませんでした。

 武谷(たけや)さんは、どう思いますか?」とか

その時の面接結果だけでなく

今後の採用基準に関しての擦り合わせも同時に行えるので

私としても大変有難いと感謝しております。

その結果、採用活動は順調で

且つ、入社後の丁寧な教育やマネジメントによって

定着率や戦力化率も高く

素晴らしい業績を上げていらっしゃいます。

やはり全ては

「その企業が人材採用‎というものをどの程度重要だと考えているのか?」

という事から始まっているわけですね。

こちらがお客様に教えていただいています。

誠にありがとうございます。

「おかげさん」                     みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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