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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「しっかり見守り成長を見つけてあげる」

「しっかり見守り成長を見つけてあげる」

昔、小学校の先生からお聞きした話です。

「教師をやっていると大変な事もたくさんありますが
 それ以上に喜びを感じる場面も多いです。
 最も嬉しいのは子どもたちの成長を
 感じる事ができた時です。
 子どもの成長というのは
 ある日突然、急に起こる事ではなく
 日々の積み重ねの中で
 少しずつ変化していくものなので
 その成長の瞬間というものを
 大人がちゃんと見つけてあげる事が大切だと思います。」

と、おっしゃっていました。

「学校から配られるプリントを
 いつもくしゃくしゃにして
 引出しにしまっていた子が
 ある時から綺麗にファイルに挟むようになったり
 人前で発言する事が苦手だった子が
 時々自分の意見を話すようになったり
 そういう小さな変化を見逃さずに
 気づいたらほめてあげる事。
 そのためには、子どもを日頃から
 しっかり見てあげていないといけません。」

学校の先生というのは

本当に素晴らしい仕事ですね。

そして本当に大変な仕事であるとも思います。

ただ、このお話を聞いて

これは学校教育や子育てだけではなく

企業におけるマネジメントや教育にも通じる話だと思いました。

新人や若い社員を育てていく上で

彼らをしっかり見守り成長を見つけてあげる。

それは根気と愛情の要る事ですが

とても大切な事ではないでしょうか?

あれが出来てない

これが出来ていない

と指摘する事より

実はとても難しい事のように感じます。

大人でも子どもでも

「自分の指導者に自分をよく見て理解してほしい。」

「努力の成果に気づいてほしい。評価してほしい。」

そういう気持ちは同じですよね?

この人は自分を見てくれているという安心感や信頼感が

また頑張ろうという意欲にも繋がると思います。

数字で表れる定量的なものだけではなく

定性面も含めて個人の成長を見守る姿勢が

マネージャーには大切なのではないかと感じました。

皆さん、いかがでしょうか?

管理職の方々は今一度

日々のマネジメントを振り返ってみていただきたいと思います。

「名もない草も実をつける
 いのちいっぱいの
 花を咲かせて」                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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