「コミュニケーション能力とは何か?」
日々多くの方々とメールや電話でやり取りするのが
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事ですね。
つまり、「コミュニケーション」の連続です。
企業の面接でも「コミュニケーション能力」は大変重視されます。
では、コミュニケーション能力が高い・低いというのは
一体どのような所で判断されるのでしょうか?
私は、概ね下記のような部分だと感じています。
1 こちらの質問に対して的確な答が返ってくる。
2 論理的にわかりやすく話すことができる。
3 ボキャブラリーが豊富で適切な言葉を用いることができる。
4 会話のテンポ・レスポンスに違和感がない。
5 その時のお互いの感情や雰囲気を察して喜怒哀楽を表現できる。
上記1~3は、思考力や語彙力・文章能力など頭の良さや基礎能力に関係します。
それに対して
上記4と5は、洞察力や感受性・想像性など人間力と言った要素かもしれません。
つまり、コミュニケーション能力とは左脳と右脳を両方使って考え
一方で人として相手の感情に配慮したバランス感覚の良さではないかと思います。
メールのように文章でのコミュニケーションは
考え直したり書き直したりできますので
ぶっつけ本番の会話よりハードルは低いはずです。
それでもAの事を尋ねているのに
Bの事を答えたりする人もいます。
様々な能力がバランスして
「コミュニケーション能力」として伝わりますから
簡単なようで難しく奥が深いものだと思います。
論理的思考力などは
訓練によって、ある程度は高められるものだと思います。
それに対して、感受性と言った部分に関しては
その人が元来持っているセンスや
幼少期からの人生で培われた要素も大きく
なかなか変える事が難しいと思われます。
従って、人材育成や面接対策などにおいては
修正可能な部分とそうでない部分を
判別して対処する必要があるでしょう。
日本人は元々シャイな気質の方が多く
「言葉にしないことをおもんぱかる」
という文化がある国なのかも知れませんが
今後はグローバル化する社会の中で
「コミュニケーション能力」が一層重要になる事は間違いないでしょう。
「その場がきなけりゃ
わかんねえ」 みつを
合掌。