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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「外国人コンサルタントをマネジメントする方法は?」

「外国人コンサルタントをマネジメントする方法は?」

先日、数多くの外国人コンサルタントをマネジメントしたご経験をお持ちの

日本人エグゼクティブAさんと会食をしました。

私:「何人ぐらいの外国人をマネジメントした経験があるんですか?」

Aさん:「100人ぐらいですかね。」

私:「私には想像もつきませんが

   大変そうですね?」

Aさん:「そうですね。

     大変と言えば大変ですが

     本質的に日本人のマネジメントと変わらない気もします。」

私:「そうですか?

   Aさんぐらいの偉いポジションになると

   部下の外国人マネージャーからの反発とかありませんか?」

Aさん:「いやー、そんな感じはないですよ。

     むしろ、協力してくれて助かっています。」

私:「さすが人徳ですね。」

Aさん:「いやいや、そんな事はありません。

     本当に助けてもらってます。」

私:「Aさん、何か気をつけている事はありますか?」

Aさん:「うーん、それは日本人と変わらないんですよ。」

私:「どんな事ですか?」

Aさん:「意見が違っても感情的にならない事です。」

私:「外国人って

   英語でまくし立てて

   自己主張を通すというイメージですが?」

Aさん:「外国人でも日本人でも

     みんな自分の意見を持っています。

     それを頭から否定したりしません。」

私:「あくまで冷静に?」

Aさん:「はい、熱くなってバトルはしません。

     バトルは駄目です。」

私:「バトルしないで

   相手の意見を聞くんですか?」

Aさん:「はい、聞きます。

     意見とその根拠を聞きます。

     そして、私の意見とその根拠も伝えます。」

私:「うーん、骨が折れそうですね?」

Aさん:「それが役割ですから。」

私:「その後は結局どうなるんですか?」

Aさん:「多少遠回りしても

     共通のゴールを探します。」

私:「偉いですね。

   共通のゴールは見つかりますか?」

Aさん:「はい。

     必ず見つかるまで

     何度でも何時間でも話し合います。」

私:「大変な労力でしょう?」

Aさん:「はい。

     でも、それを我慢強くやらないと信頼関係は築けません。

     マネジメントはその繰り返しです。」

私:「それはそうですね。

   本当に日本人と変わりませんね?」

Aさん:「はい。

     同じ人間ですから。

     信頼関係なくして

     一緒に前向きな仕事はできません。」

私:「そうですね。

   御社がここまで大きくなった理由がわかったような気がします。」

Aさん:「まだまだです。

     課題山積です。

     もっと頑張らないと。」

いやいや、Aさんは私より年下ですが

本当に教わる事が多いです。

謙虚、学習、冷静、熟慮、決断、フットワーク、継続、厳しさ、優しさ。

まさに

「あ・お・い・く・ま」

です。

「焦らない・怒らない・威張らない・腐らない・負けない」

Aさん、貴重なお話をありがとうございました。

今後も応援してます。

「セトモノとセトモノと

 ぶつかりッこすると

 すぐこわれちゃう

 どっちかやわらかければ

 だいじょうぶ

 やわらかいこころを

 持ちましょう」                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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