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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「若い後輩たちに関心を持って育てよう!!」

「若い後輩たちに関心を持って育てよう!!」

異業界から人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)にチャレンジしたいという

20代の若い方々からのご相談やご質問を受ける事が多々あります。

興味を持って新しい事にチャレンジをしたいという姿勢は素晴らしいです。

そのために必要な情報を得ようとする事も良いことだと思います。

しかしながら、中には何でもかんでも答だけを求めて質問してくる方がいます。

例えば

「この仕事は営業力が必要と聞きましたが

営業力をつけるためにはどうしたらいいですか?」

⇒ それは自分で営業を経験してみるしかないでしょう。

「キャリアコンサルタントの資格を取るにはどうすればいいですか?」

 ⇒ それは自分で評判の良い資格を調べて取るしかないでしょう。

「ブラック企業を見極めるにはどうしたらいいですか?」

 ⇒ それは自分で人に聞いたり、ネットで調べたり、色々な方法で調べるしかないでしょう。

といったような感じです。

どの質問も本質的な質問ではなく

自分で深く考え調べた上で聞いているとは思えない内容です。

どんな仕事でも

まずは自分で考えて試行錯誤する姿勢がなければ成長しません。
人に物事を聞く前にまず自分で考えてみる。
自分で調べてみる。

ただ、誤解しないでくださいね。

完璧に調べてくださいとか

何日も考えて尽くしてくださいとか

そんな事を申し上げるつもりはありません。
ただ、何も調べず考えずに

ポーンと質問を投げてくるのは

自分の成長につながりませんよ

という事です。

少し調べて少し考えて質問していただければ

喜んで相談に乗ります。

近道ばかりを知りたがる人は

その結果思うように行かなかった時

その原因を他責にしてしまう可能性もあります。

また、安易な質問をしてくる方は
往々にしてメールマナーが良いとは言えない人もいます。
相手の名前や自分の名前すらメールになく
タイトルもなく唐突に質問や相談の内容を送ってくる人もいます。
私はこういう若い方からのメールには
ちゃんと「叱る」ようにしています。
現在の職場では
「叱ってくれる人」がいないのでしょうか?
それはその人にとって不幸な事です。
これから日本の経済を支えていく若い方々に
当たり前の事を指導してくれる上司や先輩が少ないのは
我が国にとって大変危機的な事だと思います。
私たちも若い頃上司や先輩に叱られながら成長してきました。
現代社会では、パワハラ、モラハラなどという言葉が独り歩きして
どこか他人に干渉しない個人主義的な空気が
出てきているのではないかと感じています。
面倒な事を避けたいと思って
若い方々を叱らない先輩や上司もいるでしょう。
若い方々に嫌われたくないから叱らない人もいると思います。
でもそれでは表面的に平和な人間関係が作れるだけで
本質的な人と人との有機的な繋がりは生まれません。
結果として、企業も個人も成長しません。
本当の愛情は甘やかす事とは違います。
もっと若い後輩たちに関心を持ってあげてください。
若い後輩が間違った事をした時には
是非とも真剣に叱ってあげてください。
そして、「まず自分で考える事の大切さ」を教えてあげて欲しいと思います。
そうすれば後輩たちは必ず成長してくれますし
将来、叱ってくれた先輩や上司に感謝する日も来ると思います。

「花はつねに

 新しい枝に咲き

 あたらしい枝は

 かならず

 ふるい幹から出る」               みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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