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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「社長の経営哲学が社員を変え会社を変える」

「社長の経営哲学が社員を変え会社を変える」

経営に携わっている方はもちろん、そうでない方も

企業の社会的価値とか倫理観とか

真剣に考えてみた事がありますよね。

皆さんは「経営哲学」と「ビジョン・理念」の違いは何だと思われますか?

言語そのものの理解が合っているかどうかはさておき

私は以下のように考えています。

「ビジョン」:会社の将来の構想、展望、求める姿

「理念」:経営活動における企業としての根本的な考え方、理想的概念

「経営哲学」:経営者の経験に基づく人生観や世界観、自社で追求するべき知恵や原理

つまり、「経営哲学」とは「経営者の反映」であり

極めて人間臭く

また最も経験や行動に起因するものであると思います。

企業のビジョンや理念と共に

一人一人の社員が「経営哲学」を理解している企業には

ある種の「強さ」を感じます。

哲学と言うと宗教的な意味や個人の価値観を否定されるような

ネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、そもそも哲学というのは物事の原理原則を追求していく学問でもあり

職務を超えた人生観に基づく「行動指針」と捉える事ができると思います。

組織が一つの方向へ向かおうとする時

大切なのは向かおうとする先そのものや

描く理想像であることは言うまでもありませんが

日々の様々な場面で人としてどんな行動をとるべきか

といったことは実はあまり教えられていません。

人間性や情操教育で培われてきたもので企業と関係ない

と思われたりするかも知れませんが

私は会社組織にとっても大変重要なものだと思っています。

社会人になってからの長い人生の中でも

人は人との出会いや経験の中で人間として成長するものです。

従って、道徳教育のような行動指針も必要だと思いますし

経営者もまた社員に対し

「人間として立派であれ」

と説くべきだと思います。

ある程度大きな組織であれば

「クレド」という形で

経営理念を日々の行動指針に表している企業もありますね。

パソナキャリアカンパニー様などが代表例で

素晴らしい「クレド」を毎朝全員で読み合わせされています。

プロジェクトメンバーの社員の方々が自主的に作成された「クレド」です。

「経営哲学」という経営者発信のものから進化して

ボトムアップで社員全員が同じ意識を持とう、という事です。

最近の企業の不祥事や事件を見るにつけ

「企業人」である前に人として正しくあることの大切さを思います。

経営者が「経営哲学」を示し

一人一人の社員がそれを理解し行動で表す事

組織の売上や利益だけでなく

組織としての信条を大切にして物事の判断ができる事

それが結果的に企業の永続的な発展につながっていくのだと思います。

               

「原点 

 アノネ
 人間にとって
 一番大事なものはなにか?
 そこを原点として
 考えてゆけば

  あとは自然に

  わかってくるよ」                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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