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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「ポテンシャルとは何か?」

「ポテンシャルとは何か?」

採用の場面では

よく「ポテンシャル」という言葉が使われます。

職務における専門知識や経験のない人材を

育成して即戦力人材にする。

「若手採用」や「第二新卒採用」の採用を

「ポテンシャル採用」などと表現することもあります。

そもそも、「ポテンシャル」って何なのでしょう?

ポテンシャルの語源は物理用語で

「潜在性」

を意味します。

キャリアにおいて使われる「ポテンシャル」は

「潜在能力、可能性」

という言葉でも表せます。

一般的に採用の場面で使われる「ポテンシャル」というのは

その解釈が少し間違ってしまっている部分もあります。

例えば

「可能性がある=若手」

「潜在能力が高い=高学歴」

というような部分です。

現実問題として未経験者を育成しようとする時

頭の柔軟な若い人の方が良いという理屈もわかりますし

学歴が高ければ基礎能力に期待できるという事も否めません。

しかし、本来人間のもっている「ポテンシャル」というものは

年齢や学歴とは関係のないものだと思います。

・未知なる分野への探究心

・チャレンジ精神

・人を巻き込む力

・ポジティブで強い精神力

・その仕事にかける熱意

など「潜在性」を感じられる要素を持っていなければ

ただ若くて高学歴な若者を採用しても

戦力にならない可能性も大きいです。

個人のキャリアにおいて

私は上記の意味での「ポテンシャル」が大変重要だと思います。

キャリアプランやスキルアップするために

何の勉強をするべきかを一生懸命考える前に

自分には「ポテンシャル」と言うべき要素が備わっているかどうか?

そのことを考えてみる方が

将来の広がりが見えてくると思うのです。

では、「ポテンシャル」は身に着ける事ができるのかどうか?

正直なところ、私にもわかりません。

しかし私は、その人がどう生きるかによって

「ポテンシャル」を感じさせる人間になれるかどうかは変わってくると思います。

つまり、個人差はあっても本来は誰でもが持っている力であり

それを発揮して生きていく姿勢があるかどうか?

「この人ならやってくれるのではないか」

と相手に思わせられるかどうかだと思います。

キャリアデザインやキャリア開発の重要性が高まってきた一つの背景として

社会環境の変化が激しくなり

それに合わせて企業そして個人が

ある意味変幻自在に変化し続けていかなければならない状況になったからだ

と言えると思います。

これまでの経験・能力や考え方だけに縛られて働くことは難しくなりました。

「ポテンシャル」を持ち続けることこそが

企業にとっても個人にとっても変化に対応し成長するための

大切な資質であると言えるのではないでしょうか?

「名もない草も実をつける

 いのちいっぱいの花を咲かせて」          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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