「採用力とはどんな所で差が出るのか?」
より優秀な人材を採用するためにはどうしたらいいのでしょうか?
日々模索中の採用担当の方は多いことでしょう。
現在、人材紹介業界では大変多くの会社が積極採用していますので
採用したいと思った人材紹介コンサルタントが複数社で内定を獲得し
採り合いになるケースが頻発しています。
企業にとって「採用力」というのはとても重要です。
「採用力」=「成長力」=「将来性」=「企業力」
と言っても過言ではありません。
「採用力」の高い企業とはどんな企業なのでしょうか?
採用活動において、どんなことが重要でしょうか?
1 採用選考のスピードが速く連絡が正確である。
2 ポジティブな情報もネガティブな情報も含め本音の情報が聞ける。
3 人事、現場、経営陣の認識に齟齬がなく、誰と会っても同じ方向性の話が聞ける。
4 社長が必ず出てくる。
5 不合格の理由が明確である。
6 詰問する面接ではなく、対話型で応募者の長所を掘り起こし動機づける面接ができる。
7 応募者の状況によって臨機応変に対応することができる。
いかがでしょうか?
皆さんの会社は採用の場面で、これらのことができていますか?
また、普段の仕事において
これらの事をクライアント企業に提案したり相談したり
といった営業活動ができているでしょうか?
一つ一つは大変シンプルで難しい事ではありません。
しかし、組織が大きくなればなるほど
こんな簡単な事もできなくなりがちです。
また、中小企業であっても
経営者の採用に対する考え方によって
採用の在り方が大きく変わってしまうのです。
数百人規模の会社であっても
社長さんが必ず一次面接に出て
採用したい人のフォローや社内見学の案内をしてくださる会社もあります。
経営陣が採用にかける時間や手間を惜しみません。
そういう姿勢が
採用面接をする現場の管理職や人事担当の方の意識や行動の変革につながります。
つまり「採用力」とは
経営者が採用の重要性を認識し
それが全社員の意識・行動レベルにまで浸透しているかどうか?
そのレベルによって「採用力」に大きな差が出るのです。
給与や職務内容なども大切ですが
「応募者にとって気持ちのよい採用活動をしてくれる」
「ウェルカムな姿勢を感じさせてくれる」
それこそが採用活動において重要なのではないかと思います。
たとえご縁のなかった応募者であっても
「いい会社だな」と感じる。
そういう採用活動の積み重ねが
採用だけではなく長期的な企業のイメージや
ブランド力になっていくのだと思います。
「ひとの世の幸不幸は
人と人とが逢うことからはじまる
よき出逢いを」 みつを
合掌。