「未経験シニア層が人材コンサルタントに転身するには?(後編)」
また、Mさんという40代半ばの女性も未経験で
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)へのチャレンジを志した方でした。
面談で最初にお会いした時から
「大変聡明で冷静な女性である」
ということを感じました。
とある企業の人事マネージャーとして成果を上げていらっしゃいました。
営業経験のないところに懸念を感じましたが
営業パーソンにも負けない強さと堂々と凛とした姿勢を感じましたので
1社ご案内をさせていただきました。
私:「他にもっと選択肢をご提供できたらよかったのですが・・・・・。
すみません。
ご年齢とご経験を考えるとここしかないのです。」
Mさん:「はい、承知しています。
1社でもご案内いただけて嬉しいです。
●●社については大変よい印象を持っていますので
ご縁がありましたら本当にありがたいです。」
営業経験がないだけに
私も応募先の反応に確信を持てないままご紹介させていただいたのですが
面接に入ってからはとんとん拍子に進み
あっという間に内定となりました。
人物評価が非常に高かったのです。
Mさんの決断と動きはこちらがびっくりするほど早く
ベースサラリーも半分以下になったのですが
あっさり気持ちよく受諾されました。
管理職と言う立場上困難なのではと思われた
退職交渉も難なくすんなり片づけ入社されました。
面談時に感じた印象そのままに、大変素晴らしい方でした。
中高年の未経験の方については
求人のタイミングもあり厳しいことが多いのですが
このような例も稀にあるのです。
成功例に共通しているのは
「一貫した一つの業界や職種の経験」
「即決断し行動する姿勢」
「現職(前職)の給与にこだわらずチャレンジする潔さ」
そう言ったところでしょうか?
若い方々にもぜひ見習っていただきたいところです。
「ともかく具体的に
動いてみるんだね
具体的に動けば
具体的な答が出るから」 みつを
合掌。