「1年でトップコンサルタントになった人を不合格にした残念な会社(前編)」
昨年、ご相談に来られたAさんは30代前半の男性です。
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事は未経験ながらも
これまで法人営業で実績をあげておられ
コミュニケーション力もありパワーもある魅力的な方でした。
面談でお話をさせていただき
大いにポテンシャルを感じましたので
いくつかの企業にご推薦をしたいと思いました。
その上で、Aさんのスケジュールの都合も考え
まずは比較的大手の2社から
ご応募をしていただくようお勧めしました。
未経験でのスタートですから
ある程度のトレーニング環境があり
スタートアップしやすい環境がベターではないかと考えたからです。
私としては大変自信を持って推薦したキャンディデートでした。
しかし残念ながら
結果は2社連続して不合格となってしまったのです。
理由としては
「泥臭い新規開拓の営業経験がなく、それができるイメージがない」
という2社ともに似たような回答でした。
実際にAさんはこれまで
法人営業で素晴らしい実績をあげていらっしゃいましたが
既存の顧客に対して深耕営業し
様々な提案を行う中で受注活動をしていくスタイルの営業経験でした。
しかし、頭の良さや行動力、この仕事への情熱をお聞きし
十分にポテンシャルはあると感じたのです。
ですから、この不合格は私にとっても納得のいかないものでした。
2社の不合格通知をさせていただいた後
更に数社ご案内をさせていただきました。
その時、Aさんから改めてお電話をいただいたのです。
私:「Aさん、どうしましたか?」
Aさん:「今回2社の不合格を受けて
私はこのままでいいのでしょうか?
何か根本的に考え直して活動を続けなければいけないのではないでしょうか?」
私:「それはどういう意味でしょうか?」
Aさん:「新規開拓営業の経験が少ないことは事実です。
それを変えることは私には出来ません。
とても悔しいです。
未経験ですがやる気はあります、
と言っても意欲だけではどうにもならないのでしたら
やはり面接の中でのPRの仕方やあり方を変えなければ
今後他社を受け続けても同じような結果になるのではないでしょうか?」
この後、Aさんがどうなったのかは、明日のブログに書かせていただきます。
「つまづいたって
いいじゃないか
人間だもの」 みつを
合掌。