「学歴と仕事の能力って関係ありますか?」 って聞かれたら
関係ない。
でも、 「じゃあ無関係?」 って聞かれたら
無関係ではない。
質問を変えて
「頭の良さと仕事の能力は関係ありますか?」 って聞かれたら
かなり関係あると思う。
この方程式を解くと
「頭がいい」=「学歴がいい人が多い」=「仕事の能力が高い人が多い」
ただ先ほど関係ないと言ったのは
「勉強ができる人全員が真の意味で頭がいいワケではない」
ということがあるからだ。
逆の言い方をすれば
三流大学出身の人でも頭のいい人はいる。
別の角度から
性質・行動面を考えてみよう。
「学歴が高い」=「勉強を継続して頑張れる」=「忍耐力がある」
「学歴が高い」=「高い目標を達成する意思が強い」
「学歴が高い」=「教養深く常識的な親に育てられている人が多い」
=「社会生活の規範を身につけている人が多い」
あげれば色々あるのだが
何だかんだ問題視されつつも
企業が未だに学歴採用するのは
実体験に基づいた根拠が実はある。
あくまでも確率論だけどね。
できるだけ当たりくじに当たる方法で採用したいという話だ。
最終的には本質的に学歴は関係ない。
いい大学さえ出ればいいという話ではない。
しかし、私が企業の代理人である人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)として
多くの人のキャリアを見る時に
学歴を全く見ないかというとやっぱり見てしまう。
全く同じようなレベルの能力を持っている二人がいて
Aさんは一流大学
Bさんは三流大学だったとしたら
大半の企業は間違いなくAさんを採用するだろう。
だから
「私は学歴と仕事の能力に相関関係はありますか?」 と聞かれたら
あるとも言えるし、ないとも言えるが
少なくともエントランスの部分での判断に影響がある
ということはハッキリ言えると思う。
おもしろいもので
企業の採用担当者や管理職で
「学歴なんか関係ない!一流大学を出たやつなんて使えない!」
と大きな声で言う人は
たいていご自身の学歴にコンプレックスがある人だ。
つまり、「学歴は関係ない!」
という意見にやや感情的なフィルターがかかっている。
従って、物事はやっぱり客観的に
リアルに冷静に判断しないといけないと思う。
しかーし、我々三流大学出身者は
泥臭く頑張って世の中の常識をひっくりかえしてやろうじゃないか!!
「どんな雑草でも
時期がくれば
だまって
自分の花を咲かせ
自分の実をつける」 みつを
合掌。