「求人が多すぎるとは何事だ?」
今年も残り50日ですね。
皆さん、業績はいかがでしょうか?
私の感覚では
求人が多くて忙しいのですが
キャンディデート不足で
業績が今一つ頭打ちになっている人材紹介会社が多いです。
「忙しい割に業績が伸びない」
という悩みです。
こういう時は
乱暴に言うと
求人を意識的に絞ってください。
もう少し具体的に言うと
しっかり優先順位を付けて
「決まる求人」
「決めるべき求人」
に絞って紹介してください。
全ての求人に同じパワーを割くのは無理がありますよね。
こんな事は私に言われなくても
ほとんどの人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)がやっていることですね。
ただ
「どの求人に注力するか?」
「どの求人には注力しないか?」
この辺の判断が的確な人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)ばかりじゃありません。
また、求人を絞った後にどのようなアクションを取るのかも徹底されていません。
その際は、マネージャーや社長の指導が必要です。
その辺のマネジメントが組織的に具体化実行できている会社は意外と少ないです。
その証拠に人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の
業績は相変らず個人差が大きいです。
人材紹介会社によるバラツキも大きいです。
コンサルタントの平均売上が1000万円の会社もあれば
4000万円の会社もあります。
「こんな仕事は誰にでもできる」
という人も多いですが
「人や会社によって大きな差が出る」
というのが実態です。
だから、人材紹介会社でも
「採用とマネジメント(育成)」 が大切なんです。
放置しても売れる人が10~20%、
どうやっても売れない人が20~30%、
指導すれば売れる人が50~70%います。
この 「指導すれば売れる50~70%の人」 をどうするか?
これが経営方針やマネジメントであり社風です。
私もその辺に留意して
人材紹介会社を選ばないといけません。
しかし、好景気の今でこそ
「求人が多すぎる」
などと偉そうに言っていますが
不況になって求人が少なくなると立場は一気に逆転します。
這いずり回って求人開拓しないといけなくなります。
今度は
「どの求職者に注力するか?」
「どの求職者には注力しないか?」
という厳しい判断を迫られます。
まさに攻守逆転です。
これが、求人・求職の需給バランスの上で成立している仲介業の宿命です。
「求人が多すぎる」 と言っている今は大変幸せな時期です。
求人をご依頼いただけるクライアントに感謝です。
「おかげさん」 みつを
合掌。