「絞り込んだクライアントにパワーを集中しましょう」
よく100社とか200社もクライアントを担当している
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)がいます。
コンサルタント数が少ない人材紹介会社の場合は
仕方ないと思う事もあります。
しかし、そんなに多くのクライアントを持っていても
実際フォローできないでしょう?
フォローできないのに
クライアントと呼ぶ価値があるんでしょうかね?
クライアント側も誰が担当者なのやら
名前も覚えてもいないでしょう。
こういう広く浅い中途半端な営業活動はやめた方がいいです。
クライアントはしっかりフォローできる数に絞って
1社1社を深堀した方が必ず業績が上がります。
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)のパワーも拡散せず
労働生産性が上がります。
結果として
絞り込んだクライアントに対する成約率が向上し
顧客満足度も上がります。
もちろん、1社1社のクラアント情報にも精通しますので
人材に対する情報提供力も向上し
キャンディデートの満足度も上がります。
その結果、リピート成約も増えます。
要するに、楽して(大変なクライアントもあるけど)質の高い仕事ができます。
数多くのクライアントを担当した方が
キャンディデートに対する紹介先が多くなるので
業績が上がると勘違いしている
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)も多いですが
それは程度問題です。
「1社、2社だけで業績を上げてください」
と言っているわけじゃないのです。
20~30社のクライアントをしっかりフォローしましょう。
実際は30社のクライアントをちゃんとフォローするのも大変でしょう?
少なくとも今の私にはできません。
ただ、クライアントの入れ替えは必要ですよ。
毎年固定された30社ではなく
その時に旬なクライアントを10社増やしたら
旬ではなくなったクライアントを10社減らすという
新陳代謝は必要です。
ご存知のようにクライアントも生き物ですから
常時採用し続けるわけではないし
採用スペックもどんどん変化します。
そういう状況変化をタイムリーに把握するためにも
クライアント数は適正にしなければなりません。
これはマネジメントの大変重要な仕事だと思います。
クライアントの管理や振り分けが上手なマネージャーや経営者がいる
組織は業績も伸びますね。
「深く穴を掘れ 穴の直径は自然に広がる」
「アノネ
じぶんのもの
おれのものだと
思っているけれど
よくよく考えてみると
頭の毛一本
じぶんの
おもうようには
ならねんだな」 みつを
合掌。