「爆笑!!大男が監禁された?(その2)」
昨日のブログの続きです。
体格良いAさんは
見事にB社さんに内定されました。
Aさん:「大変良い会社から内定をいただけて嬉しいです。
本当にありがとうございます。」
私:「Aさんが事前に十分に自分の棚卸しをされて
面接に臨まれたからですよ。
その能力と真摯な姿勢が評価されました。」
Aさん:「過去の失敗も無駄ではなかったという事ですね。」
私:「はい、そうですね。
ところでAさん、これまで応募された人材紹介会社の中で
志望度が高かった会社は他にありますか?」
Aさん:「そうですねー。
C社さんには興味がありました。
担当の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の方にも
よくしていただきました。」
私:「あー、C社さんですね。
私もC社さんは良い会社だと思っていますし
ご相談にお越しになる方には
積極的にご紹介しています。
社員の方々と社風が素晴らしいですよね。」
Aさん:「応募させていただいたのですが
途中でダメでした。」
私:「面接では誰に会ったんですか?」
Aさん:「最後は事業部長さんです。」
私:「そうすると、●●さんですね?」
Aさん:「はい、そうです。」
私:「昔、一緒に仕事をした後輩です。
兄貴みたいないい人でしょう?」
Aさん:「はい。
話しやすい方でした。」
私:「それでどうなったんですか?」
Aさん:「『他の社員にも会ってもらうから、ちょっと待ってて』
と言われました。」
私:「いい感じの展開じゃないですか?」
Aさん:「そうですかね?
ただ、その後、何時間待っても誰も会いに来てくれませんでした。」
私:「え!!
誰も会いに来なくて
ずっと待っていたんですか?」
Aさん:「はい。
面談ブースでずっと待っていました。」
私:「えー!!
ずっとっていつまで?」
Aさん:「オフィスの電器が消えるまでです。
他の面談ブースの電器がどんどん消えて行きました。」
私:「えー!!
それでどうしたんですか?」
Aさん:「さすがにまずいと思いまして
誰かいないかと探しました。」
私:「誰か見つかりましたか?」
Aさん:「はい。
社員の方の執務フロアーの方にお一人残っていらっしゃいました。」
私:「あー、それは良かったですね。」
Aさん:「ただ、面談フロアーと執務フロアーの間に
厚いガラスの壁がありまして
ガラスをたたきながら大声で
『助けてくれ!!』
と叫びました。」
私:「それで?(笑)」
Aさん:「何とか気づいてくれまして
その後、警備の方を呼んでくださって
面談フロアーのカギを開けていただきました。」
私:「お気の毒でシャレにならない話ですが
そんな事があるんですね。(笑)」
Aさん:「私も一時は
『ここで飲まず食わずで一夜を明かさないといけないのか?』
と焦りました。」
私:「それにしても
社員が一人しか残ってなかったというのは
相当遅い時間だったでしょう?」
Aさん:「はい、深夜でした。」
私:「大変でしたね。
面接官の●●さんは、Aさんの事を忘れていたんですかね?」
Aさん:「どうもそのようですが
その後、大変丁重にお詫びいただきましたし
私は気分を害していません。」
私:「大変丁寧なC社さんの事ですから
それは丁重だったでしょうね。
先方も驚いたでしょうね?」
Aさん:「はい。
前代未聞の事件だと思います。」
私:「本当に前代未聞の事件ですね。(笑)
大変お疲れ様でした。」
Aさん:「やっぱり、ずっと待つだけじゃなくて
1時間程度経ったところで
社員の方に声をかけてみるべきでした。」
どこまでも実直で真摯なAさんでした。
新天地でのご活躍をお祈り致します。
「その時
どう動く」 みつを
合掌。