「潜在的な求人を顕在化できてこそ人材コンサルタントである」
先日、新たな人材紹介会社に転職されたAさんと飲んでいた時に出た話です。
やっぱり優秀な人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は
すぐに本質にたどり着きます。
異業界出身の方ですから
人材紹介業のキャリアはそんなに長くないのです。
私:「新天地の居心地はどうですか?」
Aさん:「刺激が多いですね。」
私:「何か違いますか?」
Aさん:「へー、こういう風に工夫してマネジメントしているんだ?
と思いますよ。」
私:「工夫?」
Aさん:「コンサルタントのモチベーションを
高くキープする様々な工夫がありますね。」
私:「小手先の工夫じゃなくて?」
Aさん:「うん、それが小手先でも何でも
みんなが本気でそれに乗ろうという雰囲気がありますね。
それよりも、元々一人一人が自分がやるべき事をわかっているんですよ。」
私:「やるべき事?」
Aさん:「うん、やるべき事、やりたい事、できる事。
今はできないけど、できるようになりたい事もわかってる。」
私:「そうですか?
でも、大したことない奴もいるでしょう?
例えば、最近のB君とかC君はどうですか?」
Aさん:「もちろん個人差はあると思います。
でも、Bさんなんて、すごいと思いますよ。」
私:「そうですか?」
Aさん:「Bさんは、ちゃんと経営者と話し込んで
求人をもらうんじゃなくて、求人をつくってますよ。
訪問するまでは無かった求人を創り出しています!!」
私:「そうですか?
彼も立派なコンサルタントになりましたね?」
Aさん:「いやいや大いに刺激をいただいています。
日本法人に最終決裁権が無い外資系企業相手だと
エグゼクティブ求人を創り出すなんて大変難しいと思いますが
日本企業の経営者を相手に
Bさんみたいなクリエイティブな仕事をしてみたいですね。」
私:「同感です。
それじゃあ、次回飲む時は
そんなケーススタディーを聞かせてください。
楽しみにしています。」
「求人はもらうものじゃない。つくるものだ。」
うーん、わかる人にはわかるでしょう。
一番難しいけど
やりがいのある仕事だと思います。
「夢中で仕事をしているときは自分を忘れる
自分を忘れているときの自分が本当の自分で
一番充実して しあわせなときだ」 みつを
合掌。