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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「新規参入人材紹介会社の成功例と失敗例」

「新規参入人材紹介会社の成功例と失敗例」

この10~15年で

様々な異業界の会社が人材紹介業に参入してきましたが

うまく行っている例は少ないです。

例えば、資本系人材派遣会社(メーカー系・商社系など)

独立系人材派遣会社

求人広告会社

資格取得支援などスクール系

全く独立系素人

この他にもあるでしょうが

軌道に乗っているケースは大変少ないです。

原因は重複しますが明確です。

1 本業を重視するあまり、本気に取り組まず、不景気になるとすぐに撤退する。

2 経営者が人材紹介業に関して無知で簡単に考えている。且つ、関心が薄い。

3 素人が利益率が高いという理由だけで始めたからノウハウがない。

簡単なビジネスだと思って参入した会社は多いですが

リーマンショックや業界内での競争激化には耐えられず沈没していきます。

30年やっている私から言わせていただくと

「なめるなよ!!」

という一言です。

経営者や社員に必要なコンピテンシーが違うのです。

人材紹介業は肉食系ですから

草食系の会社や人材は合いません。

*ただ、コツコツ型で真面目な草食系は

 基礎能力と継続力次第で何とかなると思います。

逆に、異業種からの参入で軌道に乗っている会社の代表格を挙げましょう。

・パソナキャリアカンパニー(独立系派遣会社)

・メイテックネクスト(独立系特定派遣会社)

・クイック(求人広告代理店)

・エンワールド・ジャパン(求人広告のエン・ジャパンが買収)

成功要因は何でしょうか?

1 最初は別会社にしてシステムや給与制度も別にした。

2 人材紹介経験者を採用し社長や事業部長に据えて任せた。

3 中長期に渡り我慢して育てた。

4 自社で立ち上げるのはあきらめて買収した。

・既存事業とは別物であることを悟る。

・専門家に任せる。

・我慢して投資する。

・時にはあきらめも肝心。

こんな事ですね。

また、異業界からの参入ではありませんが

リクルート、インテリジェンス、JAC、イムカ、テクノブレーン

あたりの出身者が独立して立ち上げた会社は

軌道に乗っている会社が多いように感じます。

やはり、餅は餅屋、門外漢は門外漢

ちゃんと自覚して謙虚に事業に取り組みましょう。

「梅の木に梅の実 

 柿の木に柿の実 

 それでよいのです」                             みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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