「本音の転職理由を聞き損ねて、あー大失敗」
1年に1回あるかないかの推薦後面接辞退が出してしまい
クライアントにご迷惑をかけてしまいました。
大変申し訳ございません。
反省しております。
やっぱり、イマドキの若者の中には何を考えているかわからない人がいます。
と言うより
私が相手も自分と同じ感覚だと思い込み
相手の話を鵜呑みにするのが悪いのです。
転職理由を聞いたところ、二つの理由がありました。
1 今の仕事に限界を感じる。
ただの経営コンサルティングでは会社は変わらないので
もっと実のある人材紹介の仕事がしたい。
企業は「人材」によってしか変わらない事がよくわかった。
2 経営者同士(No.1とNo.2)の関係がうまく行かなくなり、No.2が辞めた。
営業部門を支えていたNo.2の退職によって、今後の受注が減りそうだ。
上記のような理由から
「今後は人材紹介会社で働きたい」
という希望でした。
問題は上記二つの転職理由の中で
どちらが決定的な要因か?
ということですよね。
私はバカだから
上記1が重大な転職理由だと思い込んでしまったわけです。
従って、未経験者歓迎の人材紹介会社をご紹介しました。
しかし、面接の前日に推薦したAさんから
下記のような電話がありました。
Aさん:「他社に内定したので明日の面接は辞退させてください。」
私:「えー!!
どういう事ですか?」
Aさん:「既に1社内定し
他にも知人から誘われている会社もありますので
どちらかに行きます。」
私:「へー、どんな会社ですか?」
Aさん:「経営コンサルティング会社です。」
私:「えー!!
経営コンサルティング会社の仕事には限界があるから
人材紹介会社を志望されてましたよね?」
Aさん:「そうですが・・・・・。
色々あって済みません。」
私:「面接は明日ですよ。
面接には行ってもらえませんか?」
Aさん:「いや、お互いに時間の無駄ですから。」
私:「そうですか?
仕方ないですね。
それでは新たな会社で頑張ってください。」
このような結末でした。
参りますね。
ここでやっと重要な転職理由は
上記1ではなく上記2だとわかりました。
25年ほど前
私が20代や30代前半で
若い転職希望者を数多く担当していた頃の
純真で率直な若者ばかりではないようです。
本音を話さない若者と時々遭遇するようになったのも
我々世代の責任でもありますね。
どのような人物であれ
その心情を読み取るのが
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の
力量ですしね。
「何が一番重要な本音の転職理由なのか?」
Aさんの本音をもっとじっくり聞くべきでした。
面談に2時間かけても聞き出せませんでした。
この仕事を30年やってもこれですから駄目ですね。
凹みます。
Aさん、新天地でのご活躍をお祈り致します。
しかし、街で会ったら、ぶん殴るかもしれません。
「アノネ
なるべくなら
うそはないほうが
いいんだなあ
オレそんなこという
資格はねえけどね」 みつを
合掌。