「辞める人材コンサルタントを気持ちよく送り出そう(その2)」
先日、お会いしたキャンディデートから伺った話です。
マネジメントにおいて様々な問題があり
昨年末2名の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)が退職したそうです。
この時も二人がエース級の社員だったので相当もめたそうです。
そして、いよいよトップコンサルタントであるご本人も辞意を表明しました。
当然もめます。
・社長は辞表を受け取ってくれません。
*仕方なく辞表を郵送で送るという結末になってしまいました。
・クライアントの引き継ぎを真面目にやりましたが
最終出社日に社長は出て来ませんでした。
*後から他の社員に聞くと、ご本人が退社して5分後に会社に来たそうです。
・最終出社日、1件大切にフォローしてきた案件が成約しそうなのに
「とにかく3時に帰れ」と言われ強制的に帰宅させられました。
本人は帰宅後フォローして何とか成約に結び付けました。
*当然、この成約のFEEもこの会社に入金されるのですが。
・4000万円以上売っているのに
通常支給されるはずのボーナス支給がありませんでした。
*先に辞めた2名も同様です。
・退職金制度があるのに
退職金も支給されませんでした。
*先に辞めた2名も同様です。
このバカな人材紹介会社は
トップコンサルタント3名と共に売上1億円以上を失いました。
大変な損失です。
トップコンサルタントが長年勤務した会社を辞めるにはそれなりの理由があります。
功労のあった社員に対して
このような辞めさせ方をしていいのでしょうか?
残った他の社員にも決して良い影響は与えません。
その証拠に強制退社させられた際
他の社員が入れ替わり立ち代わり
お別れの挨拶に外に出て来てくれたそうです。
ひどい辞めさせ方だと思っている証拠です。
このような事をすると巡り巡って
自社の業績や評判に悪影響を及ぼします。
人材紹介業界全体にとっても良くない影響を及ぼすします。
その後、同じ会社から別の人材コンサルタントが相談にお越しになりました。
ひどい事をすると必ず悪い回転になるんです。
辞める社員をもっと気持ちよく送り出しましょうよ。
「うばい合えば足らぬ
わけ合えばあまる
うばい合えば憎しみ
わけ合えば安らぎ」 みつを
合掌。