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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「求人広告営業と人材紹介コンサルタントとの相違」

「求人広告営業と人材紹介コンサルタントとの相違」

わざわざ土曜日に4時間も面接していただいた社長さんがいます。

「経験なんかいらないから

苦労してて根性のある若者がいたら紹介してください」

と言われていたのですが

こんな漠然とした求人の方が難しいです。

「スキルはどうでもいいから、人間性の良い人を紹介してくれ」

と言われているから難しいです。

何度か社長にお会いして

とても熱くて根性のある人だとわかっていますので

「なかなか社長に紹介できる人はいないなー」 

と困っていたのです。

気になっていながら数ヶ月が経過して

やっと 「ひょとしたら?」 と思う人材が現れました。

純粋な熱い若者です。

個性的で転職歴も多く

どこでも紹介できる人ではありません。

ただ、これだと思い込んだら爆発力を発揮する人です。

私の知人の紹介で何となく相談にお越しになった人なので

特に人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)を

志望しているわけでもありません。

しかし、求人広告の営業経験者で立派な実績を残している人であり

経営者相手の提案営業に大きなやりがいを感じていました。

この経験やスタンスは、人材紹介業でも大いに役立ちます。

一方、社長さんも求人広告の営業経験があるので

その点で共感できる部分があると思ったのです。

というわけで、荒っぽくて申し訳ないのですが

とにかくぶつけてみたというのが正直なところです。

キャンディデートも今回の転職活動では初めての面接なので

まだ今後の方向性が定まっていません。

ただ、過去一番実績を残せて

やりがいを感じられた仕事は求人広告営業ですから

人材紹介業にも向くだろうと思ったのです。

ただ、一概に求人広告営業経験者が人材紹介業に向くとは限らないかもしれません。

クライアント相手の提案営業では大きな力を発揮するでしょう。

むしろ、一般的には

人材紹介業だけの経験者より求人広告営業経験者の方が

ヒアリング力や提案力があると思います。

目の前にキャンディデート(実物)がいないだけに

より高い次元の提案力が必要なのです。

課題は個人サイドです。

キャンディデートの意思決定プロセスや

入社後フォローに人材紹介業ほど深く関わらない。

という部分でしょうか?

一般的に求人広告は

入社までのフォローで終わりですが

人材紹介業では入社後のフォローも重要です。

入社まではクライアントもキャンディデートも相思相愛だったのに

入社後に関係がおかしくなって短期間で退職に至るというケースが

人材紹介業では少なくありません。

それでもドライに言えば当事者責任です。

ただ、求人広告よりもキャンディデートに深く関与しているだけに

その実態に直面した時

理想と現実とのギャップを感じる人も少なくないでしょう。

しかし、それが現実なんですね。

そこから目をそむけたら、この仕事は続けられません。

「なぜ退職に至ったのか?」 

という現実に向き合って

いかに改善提案していくか?

それでもダメなら離職率の高いクライアントとの取引をやめるか?

片方が100%悪いというケースは少ないし

詳細は当事者にしかわからない事ですから

「1か0か?」 という判断はしにくいです。

それでも目をそらさないで前向きにやっていけるかどうかです。

社長はキャンディデートに対して

その辺の事を心配されていると思います。

「水清ければ魚棲まず」 

ということでしょうか?

「にんげん我慾のかたまり 

 にんげんのわたし」                                みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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