「高齢でも若者より成果を上げる人材コンサルタント」
30年人材紹介の仕事をしておりますが
年齢と仕事の成果は関係ないですね。
高齢者は敬遠される傾向にありますが
できる人はできます。
リクルートエージェント時代も
高齢ですが仕事ができる人が何人かいました。
酒を飲むと酒乱になるオヤジなのに
仕事となるとビシビシ決めます。
一度見た求人情報の特色は忘れないようで
的確なマッチングに定評があります。
人物のスキルやタイプ判定も正確です。
結果として
我々若輩者よりはるかに短い労働時間で1.5倍ぐらいの成果を出すのです。
定年延長してまだ働いていらっしゃるかな?
メーカーのご出身だけあって品質管理(QC)をベースにした考え方で
着実にスキルを積み上げ
業務を効率化されているようでした。
我々の様に我流で
「習うより慣れろ」 とか 「出たこと勝負」
じゃないんですね。
このような効率的で生産性が高いタイプのコンサルタントがいるかと思えば
一方で高齢なのに我々の2倍ぐらいの量をこなして成果を上げた方もいました。
若者より全然元気で
いつも気合いが入りまくっています。
効率の良い働き方ではないのですが
2倍やれば我々の1.5倍ぐらいの成果は出ます。
高齢なのにハイペースを維持できることが素晴らしいです。
毎日の健康管理に大変気をつけていらっしゃいました。
毎日1万5000歩、歩いていました。
このように高業績を上げる人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の
業務プロセスを数値に基づいて分析したんです。
その結果は下記のようになりました。
1 品質重視タイプ ⇒ 紹介件数は少ないが成約率が高い。
2 物量重視タイプ ⇒ 成約率は平均的だが紹介件数が多いので成約件数も多い。
3 バランスタイプ ⇒ 上記1と2とをバランスしたタイプです。
いずれもご自分の仕事のやり方に信念やプライドを持っていました。
当時の私はまだ若くて
マニュアル通りに働かせようとする傾向がありましたが
今思えば 「できる人には自由にやってもらった方がいい」 と思っています。
自分の好きなやり方でやらないと
モチベーションが下がってしまうからです。
この仕事は人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)のモチベーション次第です。
ある程度の自由度を与えて
楽しく働いてもらうことが大切だと思います。
新卒はある程度マニュアル通りに動いてくれますが
中高年を上手に活用するためには
彼らの個性ややり方を尊重することも大切です。
その前に採用段階での見極めが大切なのですが
メーカー出身者は着実で安定感がありますね。
応募者1000人に対して
採用4~5人程度と
かなり厳しい選考をしていました。
「花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根はみえねんだなあ」 みつを
合掌。