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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「高年収層(エグゼクティブ)シフト」

「高年収層(エグゼクティブ)シフト」

多くの人材紹介会社が高年収層の紹介にシフトしています。

年収が高くても低くても

1件の成約にかかる労力は変わりません。

それを考えると高年収層にシフトするのは理にかなっていると思います。

ただ、この市場はレッドオーシャンで競争が特に激化しています。

年収2000万円以上の市場はコンフィデンシャル求人が多いので

ここまで来るとエクスクルーシブ案件も多いでしょうが

年収1500万円以下の市場は相当荒れていると思います。

だから、各人材紹介会社はお得意様をつくる事に努力しています。

特定のクライアントに深く食い込む。

特定のキャンディデートの心をがっちりつかむ。

特に高年収層は経営に近いポジションにいますから

経営陣との人間関係が悪くなると

3年前後の短期間で転職します。

その時にまた相談に来てくれたら

何度も同じ人を紹介して稼げるわけです。

30代半ば、40歳前後、45歳前後、50歳手前、50代

これでもう5回も稼げます。

この間の平均年収が2000万円だとすれば

FEEは 600万円×5回で

合計3000万円も同じ人一人で稼げるのです。

このように書くと,

いやらしいビジネスだと思うかもしれませんが、

お客がファンになってくれて何度もリピートしてくれるのだから

悪いことじゃないと思います。

日本企業のオーナーは気まぐれで我儘な人が多いし

外資系企業の経営方針はコロコロ変わります。

そんな環境で働いていたらストレスがたまるし

3年前後で転職するのも無理もない話です。

まして、40代・50代は子育てやローン返済で最もお金がかかる時期です。

年収を下げるのは難しいです。

しかし、年収を下げずに

高いポジションで転職するのは

大きな責任を負わされます。

大きなリスクを伴うのです。

そのことはキャンディデート自身もわかっているはずです。

そういうキャンディデートの立場や家庭事情も踏まえた上で

今後のキャリアを一緒に考える姿勢が大切です。

キャリアアップまで行かなくても

その時々で最善の選択は何かを

一緒に考えてサポートすることです。

「当事者意識を持って真剣に考えてくれている」 

という感覚を持っていただくことが大切です。

これは、クライアントに深く食い込む場合も同じです。

社長や人事部長の話をよく聞いて

「何とか役に立ちたい」 

と思って迅速に具体的なアクションを起こすことが重要です。

簡単そうでなかなかできませんが

だからこそそれができれば他社と差別化できます。

全ての基本は迅速で具体的なアクションとフィードバックですね。

偉そうに言う私自身も

全然不十分ですので

もっと改善努力します。

「ともかく具体的に動いてみるんだね 

 具体的に動けば具体的な答が出るから」                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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