「社長にとって重要な仕事は？」

いやー、本当に頭が下がります。

お一人のキャンディデートの面接のために

３回も大阪に出張される社長さんがいます。

１回目は、大阪支社長と一緒に

大阪の事務所で面接されました。

２回目は、大阪支社長と大阪の人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）と一緒に

キャンディデートとの飲み会を催していただきました。

そして、次回３回目は

お一人でオファーレターを持って、人事制度の説明に行かれるとの事。

ここまでやっていただける社長さんはなかなかいません。

さすがのキャンディデートも

ここまでされて驚かれています。

「えー、また社長さんがわざわざ説明に来てくれるんですか！！

　有難いですけど恐縮です。」

と感激されていました。

ここまでされると

「この社長の会社で頑張ろう！！」　

という気持ちになります。

一方で、ほとんど採用に関与しない社長さんもいます。

部下に丸投げで　「よきにはからえ」　

みたいな感じです。

やっぱり、社長が採用熱心な会社は着実に業績を伸ばしています。

そうでない会社は

業績も低迷している会社が多いです。

だってこの人材紹介業は

優秀な人材コンサルタントをどれだけ採用し

育成し定着させられるかで

全てが決まるじゃないですか？

それなのに、採用に関わらない社長さんは

一体何をやっているんでしょうね？

私が知る範囲では

財界活動、業界団体の仕事、新規事業、現地視察と言う名の旅行、

資金繰り、会議と言う名のワンマンショー、社長仲間との豪遊、

こんな事をやっている人が多いような気がします。

それも大切でしょう。

錦織　圭　選手も、「未来に種をまこう」　と言っています。

社長が未来の事を考えて動くことは極めて重要ですが

しっかり足元を固めてからの話だと思います。

会社がある程度軌道に乗ると

名士気取りで現場に関わらなくなるのは
危険信号です。

だいたいこのような社長さんは
「人材紹介業に実は興味がない」　

という人が多いです。

そして最後は行き詰って、どこかに身売りするとか廃業する。

そんなパターンを幾つも見てきました。

「人材紹介業には興味がない。

　とりあえずお金を稼ぐために始めた。」

このような社長さんの会社が無くなるのは

業界にとっては良いことだと思います。

そんなに甘くないです。

「いちずに一本道　

　いちずに一ツ事」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。