「社長自ら面接してください」

キャンディデートのＡさんから

下記の朗報が届きました。

「武谷社長様

　やっと人材紹介会社から内定頂きました。

　今回は自己応募含め20社受けてかなり苦戦しました。

　しかし、とてもいい勉強しましたし

　世の中は非常に厳しいこと経験しました。

　入社してから苦難が続くと思いますが

　死に物狂いでがんばります。

　武谷社長様には本当に勇気と元気を頂きました。

　ブログはこれからも拝見させて頂きます。」

もちろん人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタンント）経験があり

高い業績を上げているリーダークラスの人材です。

ただ、真面目で物事を深く考えるタイプなので

「大変真面目で誠実な人ですが

　ちょっと雰囲気が当社のカラーに合わない」　とか

「ちょっと真面目すぎる雰囲気なので・・・・・」　

　と言われて面接でことごとく断られていました。

私は、Ａさんは暗いという印象は持っておらず

むしろ、思慮深さや真摯な姿勢が好印象でした。

数年前、初めてお会いした時も好印象だったので

今回もはっきり覚えていたんです。

人材コンサルタントは

第一印象が大切なのはわかります。

ただ、ニコニコしていればいいというものではないでしょう。

そんな愛想の良い人材コンサルタントも必要でしょうが

真面目で思慮深い人がいてもいいでしょう。

クライアントの社長にも申し上げました。

私：「一体面接でどこを見てるんですか？

　　　なんとなく雰囲気で決めないでください。」　

社長：「部下が面接したので済みません。」

だから丸投げはダメだと言うんです。

社長自ら会ってみないと

部下の採用基準がわからないままでしょう？

社長の採用基準とギャップがあるかもしれませんよ。

これは危険です。

部下の好みのタイプしか

社長面接に上がって来なくなります。

部下に応募者の実務スキルのチェックをさせるのはいいと思いますが

特に人物評価は社長自らやらないと。

そうしないと統制が取れない組織になります。

社長がしっかりマネジメントに関与する気があるなら

必ず自ら面接してください。

社長自ら面接していただける会社の採用は

必ずうまく行っています。

大変お忙しいでしょうが

採用は何より重要です。

何卒宜しくお願い致します。

「やれなかった

　やらなかった　

　どっちかな」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。