「昼も夜も強打者だ!!」
数年前、成約したキャンディデートのAさんと飲みに行った時の話です。
野球一筋、体育会系の純朴な好青年です。
ピッチャーをやったり
サードを守ったり
打順は4番という強打者だったそうです。
ダルビッシュとも2回対戦したことがあるそうです。
成約した会社の社長も元野球青年で
六大学リーグのホームラン王でした。
たまたまAさんは
社長と同じ大学の後輩だったので
「貴方と同じ大学の野球部の先輩が
社長をやっている会社をご紹介します」
というスカウトメールを打ったのです。
そして、Aさんが面談に来られるなり
いきなりそのクライアントの社長さんに電話して
「社長、お忙しいのに突然済みませんが
今から社長の後輩を連れて行ってもいいですか?」
とお願いしたことろ
社長:「いいですよ。
面談ルームが満室なので
外の茶店でもいいですか?」
とご快諾いただきました。
その茶店で
社長と出身大学だけでなく出身県も同じだという事がわかって
話が盛り上がり
その後正式な面接に進んで内定したわけです。
私はただスカウトメールを打っただけで
面談も企業説明も全部社長さんがやってくださいました。
Aさんは、人材紹介会社志望でも何でもなかったのですが
社長さんのお人柄と仕事内容に魅力を感じて入社されたわけです。
人と人とのご縁というのは、こんなものかもしれません。
偶然のようですが
実は見えない糸でつながっていたのでしょう。
社長さんも入社前に懇親会を催していただき
一緒に働く仲間の人柄や雰囲気もわかって
Aさんも安心されたようです。
話をAさんと私との飲み会に戻します。
私:「Aさん、ピッチャーで4番だったら
学生時代はもてたでしょう?」
Aさん:「そうですね。
特に高校は女子の方が多かったので、もてました。
今よりやせてましたし。」
私:「やっぱり。
じゃあ初体験も早かった?」
Aさん:「早かったかどうかわかりませんが
高校1年の時に。」
私:「さすが、そんな純朴な顔してやることはやりますね。
場所はどこで?」
Aさん:「彼女の自宅で。
ご両親のいない時に。」
私:「いいなー。
社長さんも大変もてる人なので気が合いますよ。」
こんな男同志の会話をして別れた次第です。
私は翌日、社長に報告しました。
私:「社長、Aさんは昼は野球のバットを振り回し
夜は自分のバットを振り回す
大変な強打者だったそうです。
これは聞き捨てならない重要事項だと思いましたので
あえてご報告しておきます。」
社長:「そうかー。
夜も4番バッターでしたか!!
益々期待が高まりました。
一緒に働くのが楽しみです。
ありがとうございます。」
こんな事を書いていいのかわかりませんが
大らかな会社に大らかな4番バッターが
入社されたことを心から嬉しく思います。
そして今現在
Aさんは目標をはずした事が無いというぐらい
大活躍されています。
私はAさんの事を
「おかわり君」
と呼ばせていただきます。
「一生勉強 一生青春」 みつを
合掌。