「サーチ型の人材会社が人気の理由」
サーチ型の人材会社は最近人気があります。
100%サーチ型に特化している会社もありますが
代表的なグローバルサーチファームを除けば、
それはむしろ少数派かもしれません。
日本のサーチ会社では
登録型人材紹介とサーチ型紹介とが
併存している場合も多いです。
クライアントからサーチ型でやってほしいという要望があり
要望に応えられる自信があれば
前金をもらってサーチ型でやります。
良心的なサーチ会社は
大変難しい案件はお断りするか
成功報酬型で受けるでしょう。
最近、転職サイト上での人材獲得合戦も厳しくなり
顕在的転職者市場から
優秀な人材を見つけて紹介するのは
容易じゃないですよね。
クライアントの求人要件を満たさない人材を
無理に紹介しても内定には至らず
クライアントに満足していただけません。
このような状況下
登録型の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)をやっている人が
顕在的転職者市場で人材を探す事に限界を感じて
「サーチ型のスキルを身に付けたい」
とのご希望でお越しになることもあります。
Big5など
グローバルサーチファームの場合
コンサルタントは高学歴でバイリンガルでアグレッシブで・・・・・と
非常に人材要件が厳しく
「そんな人はいませんのでご自分で探してください」
という感じです。
日本のサーチファームは
そこまでうるさいことは言いません。
営業マインドが強くて自立して動けるタイプであれば
ある程度柔軟に採用してくれます。
昔、私自身も様々な名簿を買ってきて
深夜や土日にシコシコ電話して
半年から2年がかりぐらいで紹介するような
仕事をやっていたことがありました。
もちろん、ターゲットは高年収層です。
なかなか体力と根気が必要な仕事ですが
成約しはじめるとおもしろいですね。
クライアントから大変感謝されます。
「よくぞこんな優秀な人を連れてきてくれたね」
という感じです。
また、キャンディデートからも意外と感謝されます。
「最初は恐る恐るだったけど
今は一歩踏み出して良かったと感謝しています。
武谷(たけや)さん、
うちの会社には本来優秀なのに
このままいると腐ってしまうヤツがたくさんいますから
どんどんアプローチしてやってください。」
と逆に励まされたりします。
お礼にと百貨店のお買物券などいただき恐縮しました。
本当はもらってはいけないのですが
折角のご厚意なのでポッケないないしました。
仕事に要した労力・時間
ご紹介した人材の希少性を考えますと
1件1000万円以上いただいてもよいと思いました。
しかし、最近はサーチファーム同士の競争も厳しいので
ちゃんと良い実績をつくって信頼されないと
簡単に前金など取れない時代になっています。
前金もらって成約できないと大変です。
その点はくれぐれもお忘れなく。
「ひとの世の幸不幸は
人と人とが逢うことからはじまる
よき出逢いを」 みつを
合掌。