ホーム > 社長ブログ > 「人材紹介コンサルタントに転職をせかされ困っている?」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「人材紹介コンサルタントに転職をせかされ困っている?」

「人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)に転職をせかされ困っている?」

先日、大手人材紹介会社から求人を紹介され

内定された方から何度か電話で相談された。

今の会社の上司とは辞める方向で話しているが

正式な退職日が決まらない。

そこで、担当キャリアアドバイザーがしびれを切らして連日電話をしてくる。

「内定先の会社に失礼じゃないか!! 

 早く退職日を決めなさい。」

と叱られるらしい。

キャンディデートはノイローゼになるぐらい

その執拗な電話に悩まされている。

担当キャリアアドバイザーの本音は

「俺の業績が上がらないじゃないか!! 

 とっとと退職しろ!!」

ではないのか?

このキャンディデートにとっては初めての転職なのだから

どのような手順を踏めば今の会社を退職できるのかを

具体的に丁寧に説明してあげてほしい。

キャンディデートはシステムエンジニアで

客先に常駐している。

従って、自社の上司も客先の上司も複数いるし

本社は遠方にあり人事にも相談できない。

プロジェクトの進行状況もからむので

そう簡単に辞められないのだ。

このような場合

ずるずると話が長引いて退職日が決まらず

最終的に内定辞退に至るというパターンは

多くの人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)が経験することだ。

「とにかく自分から動いて早く辞めろ」 

では、とても退職できるとは思えない。

キャンディデートの気持ちが一番大切なので

まずは本音を再確認した方がいい。

1 絶対に転職したい。

2 退職が多少長引いても円満退職したい。

3 転職したいが、担当キャリアアドバイザーが苦手。

それによって自ずと対応が違ってくるだろう。

上記3は思っても言わない人が多いだろうけど。

1 絶対に転職したい。

⇒淡々と退職の手続きを進めていただく。

 その手順を丁寧に教えてサポートする。

 強行突破が必要なら、早く辞表(退職願)を提出する。

 上司が受け取らない場合は、本社の人事部長に送る。

 最悪、どうしても辞めさせてくれない場合は

 労基署に相談する。

2 退職が多少長引いても円満退職したい。

⇒内定企業にどれぐらい待っていただけるかを聞く。

 それに応じて今の仕事の区切りをどの辺でつけるか?

 上司とどのように話をするかを決める。

3 転職したいが、担当キャリアアドバイザーが苦手。

⇒大手人材紹介会社のカスタマーセンターに電話をして事情を話し

 担当キャリアアドバイザーを替えてもらう。

私は以前から

上記3をお勧めする事が多い。

嫌なキャリアアドバイザーと無理に付き合う必要は無い。

これをやれば

大手人材紹介会社はすぐに担当キャリアアドバイザーを替えてくれる。

前任者よりちゃんとしたキャリアアドバイザーに替えてくれる。

キャンディデートのクレームを

大きな事業リスクとして恐れているからだ。

今回のケースは

ご本人が既に内定しているという強みもある。

担当キャリアアドバイザーを替えてもらえば

執拗な電話に悩まされることもなくなる。

しかし、最後はキャンディデートが自分の意思で決めるべきことだ。

キャンディデートに対しても

そこは厳しくアドバイスさせていただいた。

自分の人生なんだから自分の意思が大事なんだよ。

「一番わかっているようで

 一番わからぬこの自分」                             みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ