「厳しくも愛情のある会社が成長する」

「やる気を引き出すマネジメント」　

というテーマを好んで選んでいますが

転職理由の大半がモチベーションに関わることなので

あえてこれを何度も使っています。

人材紹介業界は

「人材」　そのものを扱っているサービス業にもかかわらず

社員（人材コンサルタント）の離職率が高い会社が多いので、これが課題だと考えています。

社員が定着して成長して戦力になってこそ

お客様に対するサービス品質も向上し

結果として

会社の業績伸びるからです。

逆に、離職率が高い会社は

社員が戦力になる前に辞めてしまうので

お客様に対するサービス品質も向上せず

結果として

会社の業績も不安定で大きく伸びることはありません。

解決法は簡単じゃないですが

以下思うがままに列挙します。

1　経営者が必要以上に利益を吸い上げてはいけない。

⇒①そうすると社員への配分が少なくなる。

　 ②無理な経営計画を立て、無理な予算設定をするので、

　　 現場のマネージャーやメンバーに大きな負担がかかり離職率が高まる。

2　人材紹介業を「人ころがし」と勘違いしてはいけない。

⇒①「どこでもいいから転職させる」という姿勢は絶対に慎み

　　　誇れる仕事をしないと

　　　評判が悪くなり

　　　客離れが起こる。

　 ②仕事に誇りを持てない社員は辞めてしまう。

3　ボランティアではない。

⇒①だからと言ってボランティアではない。

　　　お金にならない仕事に忙殺されては

　　　社員も会社がつぶれる。

　 ②「無理なものは無理。改善してください。」　と

　　　クライアントにもキャンディデートにも明確に提案しよう。

4　目標は必ず達成する。

⇒①ごちゃごちゃ言わずに目標は必ず達成する。

　　　その厳しさに耐えてこそ成長する。

　 ②経営者は無理を言わず、努力すれば達成可能な目標を設定する。

5　経営者は自らお客様（クライアントとキャンディデート）の声を聞く。

⇒①「ボロ会社に限って、立派な社長室がある」　　一倉　定

　 ②社長室から飛び出して市場に出よ。

　　　マネージャーやメンバーの言い訳よりもお客様の声を直接聞く。

　　　そうすれば業績不振の原因もわかる。

6　明るく楽しい職場づくりに努める。

⇒①楽しくなければ続かない。

　　そのためにも、日常から本音のコミュニケーションを交わす。

　　お互いに、ウソつかない。ごまかさない。逃げない。

　　サッカーと同じ。経営陣から末端社員までの距離をコンパクトに。

　 ②直言せず陰口ばかり言う社員は必要ない。

7　縁ある社員を愛し関わる。

⇒業績の良い社員は誰でも愛せる。

業績がイマイチの社員も縁があって採用したのだから

　 周囲が関わり業績を上げさせる。

それでも本人があきらめたら仕方ない。

8　「権限移譲」という言葉ほど無責任なものはない。

⇒本当の権限移譲とは

　 権限は部下に委譲しながらも最終責任は自分が取ることを言う。

　 「権限移譲」の名のもとに、責任だけ部下に取らせてはいけない。

　 それは　「責任回避」　と言う。

　

9　人の強さも弱さも認める。

⇒人は勢いの良い時はすこぶる強い。

　　一方、何かのきっかけで自信を失うと

　　人は本来の実力よりずっと弱くなる。

　　そのような人の感情を理解して

　　適材適所で人を活かすマネジメントをする。

　　敗者復活を奨励しよう。

忙しく余裕のない日々ですが

一人一人の努力で良い業界

良い会社にしましょう。

「なみだで

　洗われた

　まなこは　

　きよらかで

　ふかい」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。