「外人コンサルタントが大暴れ」
日本の人材紹介会社は
「国内市場の成長は期待できないし
グローバル化が進んでいるから
これからは海外市場だ。」
と言って
海外に法人を設立したり
海外の人材会社を買収したりしている。
一方で、外資系エージェントや
外国人コンサルタントを多数抱えるエージェントは
「日本ほど美味しい市場はない。
こんな簡単に年収の35%も取れるのは日本だけだ。
国内市場を深耕すれば、まだまだ売上を伸ばせる。」
と言って
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)をどんどん増員している。
最近、ロバート・ウォルターズやエンワールド・ジャパンといった社名を
よく聞くと思う。
外資系に強いJACリクルートメントのような人材紹介会社に聞くと
最近はこのような会社と頻繁にバッティングする
と言っている。
下は年収500万円から上は数千万円の求人までやっている。
成約案件の平均年収は700~800万円で
平均FEEは200万円台だ。
日本の人材紹介会社が
「海外市場開拓だ!!」
と言っている間に
外国人コンサルタントに国内市場のシェアを奪われている。
多分、外国勢は
「日本人コンサルタントなんかちょろいもんだぜ!!」
と笑いながら
週末は六本木あたりで飲んでいる。
日本勢もこれを放置しているわけじゃないが
本腰入れて戦おうという気迫を感じる
人材紹介会社は少ない。
中でも業界トップのリクルートキャリアの市場シェアの落とし方は
自分の古巣なだけに
目を覆うばかりだ。
最高時、人材紹介の売上だけで400億円あったのが
300億円程度に落ちている。
大丈夫だろうか?
対するインテリジェンス、JACは好調。
パソナキャリアカンパニーやクイックも健闘して
シェアを伸ばしている。
今後、外国勢エージェントは外資系クライアントだけではなく
日本企業の開拓にも力を入れる。
このような流れで
外国勢も日本勢も
入り乱れて競争が加速している。
外国勢が人材紹介業界の中で
大手の一角に顔を出すのは時間の問題だ。
既に国内売上が30~40億円にはなっているエージェントがある。
ロバート・ウォルターズやエンワールド・ジャパン、ヘイズなどがそうだ。
逆に日本勢の中で
海外市場での売上が30~40億円に到達している会社は
皆無と言ってもいい。
*買収した会社の売上は除外する前提。
外国勢は英語ネイティブという武器を持っているし
猛烈にアグレッシブだ。
まさに黒船軍団だ。
日本勢も奮起して頑張ろう。
幕末の志士よ
出てこいや!!
「考えてばかりいると
日がくれちゃうよ」 みつを
合掌。