ホーム > 社長ブログ > 「至誠、天に通ず」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「至誠、天に通ず」

「至誠、天に通ず」

先日、内定していたキャンディデートからお電話をいただき

「喜んで入社させていただきます」

とのご連絡を受けた。

初面談の際

コミュニケーション能力の高さに加え

温厚ながら強い向上心を秘めた人柄から

「この人には、この会社しかない!! 

 この人なら、この社長しかない!!」

と思い、珍しく1社だけに絞り込んでプレゼンした。

難しい領域に特化した人材紹介会社なので

理解力が弱い人には敬遠される事が多い。

難しい事をやっている会社の方が

その領域への参入障壁が高い。

しかしながら、このキャンディデートは向上心が強く勉強熱心な方なので

「是非、チャレンジさせてください」

と即答された。

「今返事をしなくても

 持ち帰ってじっくりご検討いただいてもいいんですよ。」

と言ったが

「いや、大丈夫です。

 応募させてください。」

と、きっぱり返事をいただいた。

書類選考はスルーしていただき

一次面接からいきなり社長と営業部長のお二人に

ご対応いただけるクライアントである。

1 「人材紹介業はこうあるべし」という信念を持って経営している。

2 クライアントにもキャンディデートにも顧客優先の姿勢を貫く。

3 個々の社員を大切にする。

 人間は不完全であり、それだからこそ個性がありおもしろく、

 お互いの長所を伸ばしあって、総体として良い組織にしようというマネジメント方針である。

 一言で表せば、「懐が深い」 ということだ。

私の中では極めてプライオリティーの高いクライアントである。

何とかこの会社の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の三分の一以上は

当社からご紹介したいと思って仕事をしてきた。

一次面接でのキャンディデートの対応は

将来の大器と思えるような素晴らしいものであった。

「聞く事」と「話す事」とがあるが

普通はどちらかが苦手な人が多い。

しかし、このキャンディデートはそうではなく

どちらも上手でバランスが良い。

現職の仕事内容が、様々な人に気配り・目配りしなければいけないし

言うべき時ははっきり言う必要もある難しいものなので

それによって相当鍛えられたようだ。

200拠点もある職場のランキングで

常に1位、2位という位置にいたというのは

大変な能力と努力である。

一次面接では大変高い評価であり

二次面接では一緒に働くかもしれない

複数の社員の方々にお会いいただいた。

キャンディデートからの質問して

社員の方々にお答えいただくという場を設けていただいた。

このような場合

普通は一つの質問に対して

社員の中の一人が答えるというパターンになりがちだが

「その質問には俺に答えさせてくれ!! 

 俺にも答えさせてくれ!!」

と、複数の社員の方が自分の言葉で質問に身を乗り出して回答する姿勢に驚かされた。

その中には

私がご紹介して入社された方もお二人含まれており

「この仕事をしていて本当に良かった。」

とあらためて実感した。

三回目の訪問は、オファー面談だった。

その後、社内見学とランチをご一緒させていただくというものだった。

その場でも、社員の方々から様々な話を聞くことができたが

一番印象に残っているのは

「この会社に入ってからは、一度も転職を考えた事がない。」

という言葉だった。

全員が真顔で言っているのだ。

決して良い事ばかりではなく

不景気な時、いろいろ大変な時もあったのだが

人材紹介業に対する情熱と

忍耐強く懐の深いマネジメントによって

特定の分野で確固たる地位を確立しつつある人材紹介会社である。

このような会社の姿勢がキャンディデートにも伝わり

内定受諾に至ったことは

まさに 「至誠、天に通ず」 だと思った。

このように優良な人材紹介会社が1社でも多くなるように

今後も微力ながら努力したい。

「おかげさん」                              みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ