ホーム > 社長ブログ > 「経営者適性とは?」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「経営者適性とは?」

「経営者適性とは?」

今でも含まれているのでしょうか?

以前のSPIの中には

「性格類型検査TI」 

という部分がありました。

TI は、4つの側面から性格診断するものです。

1 興味関心の方向  I ⇒ 内向   E ⇒ 外向

2 ものの見方     N ⇒ 直感  S ⇒ 感覚

3 判断のしかた    F ⇒ 感情  T ⇒ 思考

4 環境への接し方  P ⇒ 知覚  J ⇒ 判断

これによって

人の性格を16通りに分類できます。

これだけじゃわからないと思いますので

もう少し解説します。

そうすると自分や周囲の人が

どのタイプに当てはまるのか? 

想像できると思います。

・I ⇒ 内向とは、●物静かで控えめ ●少ない友人と深くつきあう ●興味を掘り下げる

・E ⇒ 外向とは、●陽気で社交的 ●色々な人と広くつきあう ●興味を広げる

・N ⇒ 直感とは、●理論好き ●ひらめきや可能性を重視する ●新たなアイディアに価値をおく

・S ⇒ 感覚とは、●実践的 ●事実や現実を重視する ●実際に役立つ事に価値をおく

・F ⇒ 感情とは、●人の気持ちや感情を大切にする ●暖かい ●調和を重視する

・T ⇒ 思考とは、●物事の筋道を重視する ●意志が強い ●公平性を重視する

・P ⇒ 知覚とは、●柔軟な ●束縛されないことを好む ●臨機応変に対応することを好む

・J ⇒ 判断とは、●几帳面な ●計画に従うことを好む ●首尾一貫して対応することを好む

皆さん、ご自分で判定されてどうでしょうか?

私自身の自己判定は、「I・S・T・J」 タイプです。

一言で表すと

「安全着実な実務家」 

らしいです。

・合理性を好み、あいまいなことを嫌う。

 着実で安定感があり、骨惜しみをせず、

 こまごました仕事も徹底してよくやるが、

 やや保守的で融通がきかないところがある。

何やら面白味の無い性格ですね。

自分でもピンと来ないです。

ただ、これは項目ごとに強弱がありまして

私の場合

TとJの二つはかなり弱い傾向です。

どちらかと言われたらこっち

という程度の弱い傾向です。

しかし、これはあくまで自己診断で

周囲の方々が私をどんなタイプだと思っているかはわかりません。

それから、TI は年齢や経験と共に変化します。

私の場合、新卒時代は、「E・N・T・P」 でした。

自分でも笑ってしまいますが一言で表すと

「自己主張旺盛なイノベーター」 

らしいです。

・理論や理屈が好きで知的好奇心が強く

 自分の考えを自信を持って実行に移す。

 興味さえあれば何でもするが

 ときに中途半端なまま放置することもある。

この性格は、当時のリクルートの社員で最も多かった類型です。

いかにも生意気なリクルートの若手社員という感じでしょう?

先日、家内の性格も話し合っていました。

彼女は 「E・N・F・P」 で 「熱しやすく冷めやすい行動派」 です。

・他人に対する関心が強く社交的。

 好奇心が旺盛で常識の枠にとらわれない自由な発想を好む。

 興味さえあればエネルギッシュに何でもするが

 熱しやすく冷めやすいところがある。

それから

色々な人材紹介会社の経営者の方々の性格も勝手に推測しました。

そうすると明確な傾向が出てきまして

だいたい二つのタイプのどちらかに分類されました。

一つは 「E・S・T・J」 で 「効率重視の実務管理者」 です。

・合理性を重んずる現実家、実務家タイプ。

 仕事には積極的で着実に成果をあけることを重視する。

 周囲を自分の思うように動かそうとしたり

 独断的になったりすることもある。

もう一つは 「E・N・T・J」 で 「タフマインドな合理主義者」 です。

・理論や理屈が好きで、それに自信を持っている。

 新しい物や考え方に対する好奇心が強く

 仕事には積極的で能率を重視する

 他人の考え方や気持ちを無視して周囲を動かしたがり

 ときに独善的に映ることもある。

かなり厳しい人という印象ですが

経営者は自分にも他人にも厳しくないと務まりません。

この性格類型を採用試験に使うとなるとシビアですが

ゲーム感覚で周囲の人と話のネタにするのはおもしろいと思います。

いろいろな人がいてくれて

会社は成り立っているのです。

同じタイプばかりでは困ります。

「セトモノとセトモノと

 ぶつかりッこすると

 すぐこわれちゃう

 どっちかやわらかければ

 だいじょうぶ

 やわらかい

 こころを持ちましょう」                         みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ