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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「人を色眼鏡で見るな!!」

「人を色眼鏡で見るな!!」

求人企業によっては

勝手に人にレッテルを貼っている会社がある。

特定の会社の出身者を採用して

過去に失敗した経験があるのだ。

しかし、十把一絡げにせず

一人一人ちゃんと選考してほしい。

その会社の出身者全員が悪いわけはなく

真面目な人も大勢いるのだ。

この点、人材系でよく社名があがる会社は

クリスタル、グッドウィル、フルキャスト、スタッフサービスあたりだ。

無くなったり買収されたりでごちゃごちゃだが

要するに

コンプライアンス面で過去に幾つかの問題が指摘された急成長企業だ。

この辺の企業の出身者は

書類選考や面接でも色眼鏡で見られることが少なくない。

社員が何千人もいたら

それは色々な人がいる。

中には変な人間もいるかもしれない。

しかし、コンプライアンスの問題は経営者や幹部の指導によって起こった事であり

元々社員が自発的にやったことではない。

目標達成しないと詰められまくるから仕方なくやったことだ。

確かにそれが当り前になり

世間の常識だと勘違いする可能性はあるので

そこは注意して選考しないといけない。

ただ、あまり色眼鏡で見ないで公正に選考してほしいのだ。

実際、私が過去に面接して採用した人の事例だが

クリスタル出身だった。

職務経歴書を見たら

入社1年目で3回も転居を伴う異動をさせられていた。

「お前、立教大学まで卒業したエリートなのに

 一体どうしてこんな事になったんだ?

 大変だっただろう?」

と、あまりにもかわいそうで聞いた。

本人は新卒入社で

その会社しか知らないから

自分がいかに酷い環境に置かれていたか

わからなかったようだった。

しかし、転職後は業績を上げ

立派にマネージャーになって活躍している。

この辺の会社にいた人は

だいたい転職後も業績は上げる。

業績に対する執着心は大変強い。

それでしか自分の存在価値を認められなかったからだ。

だから、採用する側の上司の指導次第で化ける。

コンプライアンス教育を最初にしっかりたたきこめばいい。

日常的にもそこはしっかり観察する。

最近の同業者の集会でも、この辺の会社の出身者は多い。

相当な人数があふれ出てきたので当然だ。

確かに見た目は元ヤンキーみたいな人もいる。

いきなり初対面の私に話しかけてくる。

「武谷(たけや)さん

 少し看護師紹介もやってみたんですが

 意外と簡単に決まりますね。

 もっと力を入れようと思っているんですが

 どう思いますか?」

とか。

一応敬語だが、言い回しがヤンキーだったりする。

しかし、業績に対しては凄くピュアに追いかけているパワーが伝わってくる。

「法律を侵さない範囲で真面目に頑張れよ。」 

と言う。

「大丈夫です。

 もうそれだけはこりごりですよ。」

と答が返ってくる。

それでいいのだ。

ハングリーなヤンキーが

堅気になって頑張れば怖いものなしだ。

「いまから ここから」                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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