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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「スランプ脱出法(その2)」

「スランプ脱出法(その2)」

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事は

波が大きいと言われる。

確かに 「景気の良し悪し=求人数の増減」 

に大きな影響を受ける面はある。

しかし、余程景気が減退しないかぎり

全く求人が無くなる事はない。

全体的な景気が悪くても

個別に見ると好業績を維持している会社は必ずある。

また、リプレース求人や会社の特命求人など

公開されない求人も埋もれている。

従って、クライアントとのグリップを維持していれば、不況でも何とか乗り越えられる。

しかし、当座の業績の良さにあぐらをかき、知らず知らず楽をするコンサルタントが出て来る。

「にんげんだもの」      みつを

10人中7~8人は自然とそうなる。

人間心理だから、ある程度仕方ない。

しかし、少し不景気になったり、活動量が減ったりすると

途端にスランプにはまる。

中にはスランプから抜け出せなくなるコンサルタントも出て来て

業界を去ることになる。

こんな事にならないようにするには、三つの事を常に意識して動く必要がある。

1 クライアントの動向に変化はないか?まめに情報収集する。

 *訪問・電話・ランチ・飲みなど。

2 変化を予測し動きを変える。待ちの営業から攻めの営業に転換する。

 *トップアプローチや新規開拓など。

3 「労を惜しむな」

 *事前の準備、事後のフォローなど、細かい事に心血を注ぐ。

平常時は月150時間労働でも業績は上がるが

厳しくなると月200時間労働しないと駄目。

月200時間と言っても営業日20日として

1日わずか10時間労働だ。

朝9時に来て、昼休みを1時間取っても20時に帰れる。

それなのに、22時、23時まで働いている人材コンサルタントが多い。

(長時間労働の原因は三つ考えられる)

1 業績に直結しない、くだらないおしゃべり

2 くだらない会議やレポートや事務仕事

3 仕事の密度が低い。仕事の優先順位がついていない。単純に要領が悪い。

しかし、下手は下手なりに人一倍の努力でカバーするしかない。

センスが無い人は急にスキルアップなどしない。

仕事の量をこなす中で、徐々にスキルアップしていくのだ。

だから、「労を惜しむな」。

この仕事は、手間をかけただけリターンがあり、手を抜いただけ痛い目に合う。

今現在、この業界は好景気だが

既に2010年2月から5年も求人が増え続けているという異常事態だ。

いつピークアウトしてもおかしくない。

通常サイクル(2年良ければ2年悪い)なら、とっくにピークアウトしている時期なので

今の好景気は政策的につくられたバブル環境である事に

用心した方がいい。

震災復興、中国バブル崩壊、EU財政難、短期的米国景気、行き過ぎた円安などの問題を

バラマキ財政でカタチだけ支えている。

「備えあれば憂いなし」

半歩先を見て、自分の営業活動をセルフチェックしよう。

最近、労を惜しんでいないか?

「いいことは

 おかげさま 

 わるいことは

 身から出たさび」                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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