「人材輩出企業=インテリジェンス」
多分、人材紹介業界で一番良い採用をしているのはインテリジェンスだと思う。
昨晩もインテリジェンスの人と飲んでいたが
実にいい。
パワーがある、頭も良い、行動力もある、
ハートもある、柔軟性もある、自立心がある。
数多くの人材紹介会社の人に会っているが
現在の人材輩出企業はインテリジェンスだ。
この 「自立心がある」 という要素を特に強く感じる。
時々ただの変人もいるが
私がお会いしているインテリジェンスの社員やOB・OGの方々は
皆さん、この 「自立心」 を持っている。
だから、インテリジェンスの人たちと話していると楽しいし
若返るような気分になる。
旧き良きリクルートの先輩方や同年代の奴らを思い出す。
いつの間にか
リクルートは大企業になってしまった。
大して勝算の無いM&Aを代表に
過大な投資はやっているが
M&A仲介会社のいいカモだ。
インテリジェンスも大企業になってしまったし
優秀な人材も多数流出したが
まだましだ。
リクルートも小さかった頃は
江副さんが自らヘッドハントしたり
自ら足を運び口説いて
優秀な人材を増やしていった。
私の新人時代の上司(反骨の現場主義者Iさん)も
何度も江副さんから口説かれて
根負けして転職したと言っていた。
だから、私の同期300人の中でも一番優秀な奴ら30人を
採用担当として東西に配属した。
ターゲットは超一流企業に楽々と内定するようなパワーのある学生だ。
1 経済的合理性の追求
2 社員皆経営者主義
3 社会貢献
「ノーワーク・ノーペイ」=結果を出さないヤツには給料を払わない。
「本動性=本気で働く」
「発動性=自ら発信し動く」
「協調性=見せかけじゃないチームワーク」
「確動性=ケアレスミスをしない。ミスをしたら隠さず言って謝る」
「マイペースは許さない」=「走りながら考えろ」=「限られた時間で最高の結果を出せ」
「とにかく目標達成」=「成功体験が人を成長させる」
「Here&Now」=「悪いと思ったら見逃さないで、その場、その時に注意しあう」
そして最後に渡されるのが、
「自ら機会を創り出し 機会によって自らを変えよ」
という強烈なプレートだ。
矢継ぎ早にこんな事を要求されるが
根性のある社員はすぐにキャッチアップする。
このカルチャーは今でもちゃんと継承されているのだろうか?
最近はむしろ、インテリジェンスの方が採用にもパワーをかけるし
入社後のマネジメントも濃いような印象を受けている。
宇野さん、鎌田さんが創業間もない頃から
自分で欲しい人材を口説いてきた。
大手商社やメガバンクの内定を辞退して
まだ小さかったインテリジェンスに入社した人も数多かった。
これが経営者の最大の仕事だ。
「優秀な人材採用に投資することが最も経営効率が高いのだ」
ということを知っていたのだ。
彼らも元々リクルートコスモスにいたから
リクルート方式の採用を目の当たりにしたと思う。
リクルートを追いかけるインテリジェンスとしては
お客様から
「リクルートより優秀な社員を採用しているな」
と思われなければ勝負にならない。
先日会った人は
昔、鎌田さんに7時間以上口説かれたと言っていた。
これを創業以来継続したら
それは短期間で凄い成長をするに決まっている。
「優秀な人材を採用する」⇒「強いカルチャーを埋め込む」
この段階で既に勝ちだ。
どんどん優秀な人材が入社してくるので
先輩社員も追い越されないように成長する。
その結果、会社の求心力と共に生産性が急速に高まる。
こんな単純なメカニズムをわかっているか
未だにわかっていないのか
99%の会社が実行できていない。
だから、実行できる1%の会社だけが勝つのだ。
リクルートの大先輩で、現在クイック様の人材紹介事業部長、川口一郎さん曰く
「世界一セクシーな会社にしたいんだ。
そのためには採用が一番大事だ。
だから、俺の仕事の90%は採用だ。」
来春、インテリジェンスには
250人の新卒が入社するらしい。
「花はつねに
あたらしい枝に咲き
あたらしい枝は
かならず
ふるい幹から出る」 みつを
合掌。