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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「社長が違えば全く違う人材紹介会社になる」

「社長が違えば全く違う人材紹介会社になる」

同じ人材紹介会社でも、経営者や経営方針、社風が全く違う。

だから、A社にはフィットしなかったが

B社に転職したら見違えるように活躍する

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は大変多い。

先日、転職したKさんから、下記のようなメールをもらった。

「お久しぶりです。おかげさまで理想的な環境でやらせていただいています。

武谷さんの助言、ご紹介があってこその今だと痛感しております。大変感謝しております。

人生の先輩としてご指導ご鞭撻いただけますと大変、大変、ありがたく思います。

当方、人材紹介業を究める所存でおりますゆえ、手加減なしでお願いできますと幸いです。」

前職の人材紹介会社も決して悪い会社ではなかったが

業績悪化による希望退職に応募。

一度は異業界への転職を考えたこともあったが

現職の社長や上司、社員の皆さんと会って

「この会社ならば」と思い、再び人材紹介会社を選んだ。

反対した奥さんも説得して入社した。

その結果、今は 「人材紹介業を究める所存」

という強い決意を抱いて仕事をされている。

実績も順調に上がり

お客様や社内の信頼も勝ち取っている。

今後の益々のご活躍を期待するばかりだ。

他の例で、Hさんも

ある人材紹介会社から別の人材紹介会社に転職して

既に5年大活躍している。

現職の社長からは

「彼はうちのエースです」 

と言われ高く評価されている。

しかし、Hさん、その前の人材紹介会社では苦労した。

来る日も来る日も新規TELアポで

毎日、年下の上司にボロクソに怒られる日々だった。

人間には個性がある。

ボロクソに怒られてやる気を出す人もいるが

そうではない人も大勢いる。

多くの人は怒られてもある程度頑張れるが

そればかりではモチベーションを維持できない。

今の会社の社長は

Hさんに戦略や行動計画を考えてもらい

それを実行してもらって

定期的にレビューして

良かった点は継続し

失敗した点は修正するというマネジメントを行っている。

社員の人格や自主性を重んじ社員と共に答を探す。

この社長もHさんより年下だが

頭ごなしに怒ることは決してない。

前例のKさんの会社の社長や上司も似ている。

まずは、社員の話をじっくり聞き

最初はしばらく様子を観察している。

長所を見つけ伸ばす、組織運営に支障の無い範囲の短所には目をつぶる。

メンバーが行き詰ったら手を差し伸べる。

頭ごなしに命令しボロクソに怒るのと比べて

どっちがやる気になるだろうか?

私自信も振り返ると

ボロクソなハードマネジメントを経験したのも貴重だった。

しかし、上司はこのようなハードマネジメントを行う場合

「何かあった時には俺が全力でお前を守るぞ」 

という強い信頼関係があることが前提なのだ。

ボロクソに怒るだけで

何かあったら自分が先に逃げる上司に誰がついて行くのか?

人材紹介業で働いているコンサルタントは

意外と他の紹介会社の実態を知らない。

会社の数だけ社長が異なり、社長が違えば社風も異なる。

「人材紹介会社なんて、どこでも同じでしょう?」 

と言う人が多いが、それは全く違う。

今回のKさんやHさんの事例だけでなく

他にも語り尽くせぬほど多くの事例がある。

残念な失敗事例もある。

ただ、 「失敗の少ない転職」 を実現するために

皆さんの人柄や志向をよく知り

それにフィットする社風の人材紹介会社を選んで

ご紹介していきたいと考えている。

何でもかんでも無差別に紹介して

短期間で辞めてしまった時に

「それは自己責任だ」

などと言ってはダメだ。

そんな考えでは

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)が介在する価値はない。

それでは単なるブローカーだ。

失敗の少ない採用と転職を支援するのが我々の役割だ。

そのためには、お客様を選ばないといけない。

「良いクライアントに良いキャンディデート」

これが人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の基本姿勢だ。

おかげさまで、今年も昨年も短期退職による返金はない。

「梅の木に梅の実

 柿の木に柿の実 

 それでよいのです」                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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