「こんな仲間と働きたい！！」

この事は、我々のモチベーションを大変高めてくれる要素でしょう。

「どこで働くか？」　も大切ですが

「誰と働くか？」　はもっと大切な気がします。

もちろん個人差こそありますが

一緒に働く仲間同士の人間関係・職場の風土は最も重要だと思います。

日本人の特性でしょうか？

私自ら様々な会社にお世話になって

心から実感しました。

その会社の業績が伸びる時は

人間関係がうまく行っており

風土が活性化している時です。

当然、そうでない時は低迷します。

しかし、人によってモチベーションリソースは様々です。

1　仕事内容重視

2　年収・地位など待遇重視

3　職場の人間関係・風土重視

4　プライベート重視

人によって、この四つの比重が微妙に異なります。

私もそうですが

加齢と共に重視する項目も変化します。

私の若い頃は、３、1、２、４　の順番だったと思います。

一番は職場仲間に認められたくて

仕事をしていたような気がします。

今は一人なので、１、４、２　の順番です。

言いたい事は

若い人ほど　「3　職場の人間関係・風土重視」　タイプが多いのではないか？

という事です。

周囲からの影響を受けやすく吸収力が豊富な年代です。

「上司や同僚や後輩に認められ評価されたい」

「その結果として、昇進や高い給与が得られたら嬉しい」

「そのためには、平日は深夜まで仕事に集中できる」

「できれば、休日はプライベートも充実させたい」

これがスタンダードタイプかなと思いますし

健全だとも思います。

じゃあ　「1　仕事内容重視」　はどうなったの？　と思われるでしょうが、

これに関しては

人材紹介業には真面目な人が多いですから

仕事重視は当然の事として日夜努力しています。

みんな、モチベーションが上がれば仕事は勝手に頑張ります。

「制度より風土」　です。

しかし、簡単そうで一番難しいのが、この　「健全な風土を創る」　という事ですね。

それも厳しくも愛情豊かな風土ですね。

愛情があるから厳しさもあるのでしょう。

お互い切磋琢磨して

時には感情的になるぐらい議論しても認め合い

楽しい酒を酌み交わせるような仲間・風土です。

そこには上司も同僚も部下も無く

人間同士の裸の付き合いがあるだけ。

このような風土を創るためには、社内にタブーをつくちゃ駄目ですね。

「この件には誰も触れられない」

「この話を出しちゃまずい」

このようなタブーを無くせば

社員が本当に潜在能力を発揮できる組織になると思います。

でも残念ながら

世の中の多くの会社にタブーが存在しているでしょう。

多くのサラリーマンがそれを我慢して飲みこみ

自分の中で何とか割り切って

家庭に給料を持ち帰っているんです。

我儘な私は

そういう我慢強い人たちを尊敬します。

しかし、あー何とかタブーを無くせないものか！！

あきらめずに頑張りましょう！！

「名もない草も実をつける　

　いのちいっぱいの花を咲かせて」　　　　みつを

合掌。