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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「大変困った人材コンサルタント」

「大変困った人材コンサルタント」

先日、外出面談した。

キャンディデートとホテルのラウンジで待ち合わせ。

相手は女性の人材紹介コンサルタントだ。

現在の会社が人材紹介事業から撤退するため

同業他社に転職されたいとの事。

小さな声でそんな話をしていたら

隣の席に50歳ぐらいと、30代半ばぐらいの男性が二人座った。

このオヤジ、どうやら同業者らしく

相手の男性の職務経歴とか希望条件に関して大声で聞き始めた。

周囲は他のお客さんで満席なのに!!

オヤジ:「どうしてこの会社辞めたの?」

おい、お客さんにタメグチか? 

おまけに偉そうに自分が上座に座っている。

それに声がでかすぎる!! 

半径5メートルぐらい丸聞こえだ!!

登録者らしき男性:「いやー、お恥ずかしい理由ですが・・・・・。」

オヤジ:「そんな理由で辞めちゃ駄目だよ。

      面接では違う理由を話さなきゃ駄目だよ。

      本当の理由を言ったら落ちるよ。」

登録者らしき男性:「どんな理由がいいでしょうか?」

オヤジ:「会社の業績が悪化した時に次の会社からスカウトされたとか

      以前から誘われていたとか

      そんなの適当に言えばいいんだよ。

      それぐらい自分で考えられるでしょう?」

おーい、なんかもうめちゃくちゃだ。

あまりに声が大きく

めちゃくちゃなアドバイスをしていて

私は自分の仕事に集中できなくなってきた。

先生が生徒を叱っているような口調。

男性の職務経歴や転職の経緯など個人情報は丸聞こえ。

私はお客さんと一緒に何度も睨みつけたが

全然気がつかない様子なので席を替えてもらった。

私のお客さん:「あの人、同業者ですよね? 最低ですね!!」

私:「はい。最低な野郎です。

   済みません。汚い言葉で。」

私のお客さん:「私も最低な野郎だと思います。(笑)

          コンサルタントじゃなくて、人材ブローカーですね。

          それにしても相手の男性がかわいそうですね。」

私:「あれじゃあプライバシーなんか無いですよ。

   人権侵害ですよね。

   あのオヤジ、この仕事のトレーニングとか受けてないんですかね?

   あんなのがいると同業者なだけにむかつきますね。」

私のお客さん:「ほんとにむかつきます。

          自分の転職の相談どころではなくなってきました。」

私:「そうですね。

   私もあっちの話に神経が行ってしまって申し訳ございません。」

私のお客さん:「いいえ、私も途中から気になって気になって

          自分の相談どころでは・・・。」

本当にあんなコンサルタントは退場していただきたい。

業界の恥だ。

しかし、あの30代半ばの男性はどうなってしまうんだろう?

「ひとの世の幸不幸は

 人と人とが逢うことからはじまる 

 よき出逢いを」                           みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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