「人材コンサルタントの力量差は？」

結論からズバリ言うと

「人材コンサルタントの力量差は探客力の差」　である。

「探客力の差は知識・経験・行動力・人としての魅力の差」　である。

不景気になると

この差が際立つ。

好景気の時は

求人は溢れるほどあるし

求人要件も難しくないものも多いので

求人サイトからの応募者やスカウトメールの返信者を紹介すれば

普通のコンサルタントでも何とか成約できる。

これが　「アリネタ・マッチング」　というものだ。

好況時に人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）になった人の多くは

新規求人開拓や人材探しに特段の工夫をする必要もなく

誰でもできる　「アリネタ・マッチング」　でそこそこの業績をあげられる。

一般的な業務処理能力があれば成約を上げられる。

特段クリエイティブな能力は無くても何とかなる。

しかし、それが人材コンサルタントのスキルだと勘違いしてしまって

当社に相談にお越しになる方でもこんな人もいらっしゃる。

「転職サイトに関しては少なくとも

ＲＡＮ、エン・ジャパン、ビズリーチ、イーキャリアＦＡ、人材バンクネット、日経は

使っている人材紹介会社を紹介してください」

もうこの段階でアウトだ。環境変化に対応できていない。

転職サイトに頼ったままでは本当のスキルアップはできない事に気づいていない。

もちろん、転職サイトでレジュメ公開されている方の中にも素晴らしい人は存在する。

ただ、同じやり方を続けても過当競争の時代なので売上は漸減する。

過去に廃業したり撤退した人材紹介会社の大半が

途中で方向修正できなかった会社だ。

今度はクライアントとの関係だ。

こっちの方がより深刻かもしれない。

（質問）

1　エクスクルーシブで求人を依頼してくれるクライアントを持っていますか？

2　コンフィデンシャル求人（例えば、役員のリプレース等）を依頼されたことがありますか？

3　上位３番以内に評価してくれているクライアントを何社持っていますか？

＊何番かはわからなくても、その他大勢のエージェントより早く求人を依頼してくれるとか。

4　クライアントから「一緒にランチしましょう」　とか

　「一緒に飲みに行きましょう。」とか

　「一緒にゴルフに行きましょう。」とか

　誘われた事はありますか？

5　クライアントから

　「今度、私の知人の会社で人材採用をする予定があるのでご紹介します。」　

　と言われて、新規クライアントを紹介されたことはありますか？

例えばだが、このような経験が全く無いとか

非常に少ないとなると　Ｏｎｅ of them の証　となる。

では、どうすれば　Ｏｎｅ of them から脱却できるのか？

やるべき事はわかっているはずだ。

「待ち」　から　「攻め」　の営業姿勢に転換することだ。

「自ら機会を創り出し　機会によって自らを変えよ」

その一歩を踏み出す勇気がない人材コンサルタンントは

現在の求人バブルがはじけると

この業界から退場させられる事になるだろう。

厳しい話だが楽なビジネスではなくなったから仕方ない。

皆さん、お互いに努力して進化しましょう。

「一生勉強　一生青春」　　　　　みつを

合掌。