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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「キャンディデートが他社にも応募していることは内緒にした方がいい?」

「キャンディデートが他社にも応募していることは内緒にした方がいい?」

時々こんな質問をされるキャンディデートもいらっしゃいます。

私の答は 「NO」 です。

理由を以下に述べます。

1 だいたい1社だけ応募して決める人がいますかね? 

 多くの人は複数社応募して比較検討するものです。

学生の就職活動のように

5社も10社も内定を取って辞退するというような事をやっていると

社会人としての信用を無くしてしまうので

これも程度問題です。

ただ、一般的には3社から5社ぐらい応募して

2~3社内定して最後1社に絞る

というような方が多いように思います。

複数社応募するのは転職希望者の基本的な権利です。

それを駄目だと言うような了見の狭い会社には

入社する必要は無いと思います。

2 むしろキャンディデートが他社にも応募している事実をクライアントに伝えて

 いかに優秀な人材を勝ち取るかを提案する事が

 我々人材紹介コンサルタントの仕事です。

・採用ターゲットとする人材はどんな人か? 

 求めるスキルとタイプは? 

 そもそも採用ターゲットを間違えていないか? 

 高望みしていないか?

・採用市場での自社のポジションは? 

 採用市場での競合他社は? 

 自社の強み・弱みは?

・どうすれば厳しい採用市場でターゲット人材を勝ち取る事ができるか?

あえて採用上競合している企業名をクライアントに伝え

競合他社に勝つ為の提案を行い

一緒にターゲット人材を勝ち取るという結果を出す事こそ

我々人材紹介コンサルタントが

やるべき仕事です。

複数社応募の事実を隠しても

クライアントの課題解決を遅らせるだけです。

結局、クライアントのためにも

キャンディデートのためにもなりません。

我々は事実を伝える勇気と

お客様に事実を受け止めていただく信用力を

持っていなければならないと思います。

「他の会社を受けていることは内緒にした方がいい?」

とんでもない。

そんな重要な事こそクライアントに伝えるべきです。

複数社応募しているからと言って

キャンディデートに不利になるような

時代でもなくなっていると思います。

「ほんとうのことが

 いちばんいい」                  みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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